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インタビュー

2014-08-02 17:38 追加

川村慎二 パナソニックの、生命線。第2部

SV男子

VBEC121223_8077のコピー―リーグでも敢闘賞とられましたよね?
それが去年ですね。チアーゴの3冠の次もう1回ジョンパウロを連れてきたんです。で、ジョンパウロが4試合くらいやって、膝が痛いって言い出して手術するので帰ったんですよね。そこで僕がジョンパウロの位置に入って、そのまま天皇杯へ行って準決勝堺ブレイザーズ戦。このときは谷村がスタートでしたが、谷村がスタート前に足イタイ、足イタイ言うてたんです。「足首が痛い。」「いや痛い!」って、「川村さん! 痛いっす!」。「準備しとくから頑張れ! とりあえず頑張れ!」って言って、案の定全然あかんかって。2セット目ポンて代わってから、なぜか僕が活躍して勝ったんですよ。数字も70%近く行ってて。

ここ最近堺ブレイザーズさんは川村君に全部負けてるってめちゃ言われたんですよ、その時。その前の黒鷲の時もそうだったんです。堺ブレイザーズ戦に対して60何パーセント決めたりしてて、当時の堺の部長の小田さんに「川村君はブレイザーズキラーや」とか言われて。決勝を東レさんとやって日本人だけで勝ったんです。だから日本人だけで勝てるんじゃないか? って思いましたね。

そこからリーグ戦に入ってジョンが帰ってくるまではずーっと出てたんですけど、ジョンが治って、彼を使い出したんです。お、行けるんちゃうかという時に清水が(骨折を)やっちゃいまして、「はぁ?!」と。いやもうそこには隆弘でしょうって普通はなりますよね。ただ隆弘の状態も良くはなったんですよ。ずっと清水が出ていたので、モチベーション的にもそんなに高くはなくて。結局ライトに僕が入る事になって、それがまた上手いこと回っていったんですよね。僕も、清水に対して「お前、見とけ」という気持ちでやっていました。

その年初めてリーグの決勝のコートにスタートで立たせてもらって…、ただ負けてしまったんですよね。それだけが悔いが残ります。今までの中でVリーグだけなんですよ、決勝で優勝した瞬間にコートにいたことがないのは。あの時は本当に悔しかったし、最後のチャンスかなと思って。そんなにコロコロと転がってるもんじゃないし。

―外国人選手が怪我して、治ってもそのあと清水君が怪我して、隆弘君も調子悪くてとかあんまりないですよね。
ないですよね。新人も入ってくるんで、やっぱり僕じゃなくて新人を使っていくじゃないですか。決勝に自分がフルで出られるのは、もう最後かなと思ってました。チーム状況はすごく悪かったです。宇佐美大輔も高校の教師決まってましたし、練習にもあまり参加できなくて。よくあの状況で頑張ったなと。ただ本当に悔しかったです。

VBKW130505_15439-s―そのシーズンの黒鷲も敢闘賞を受賞されて。
あの時はジョンパウロが肩痛いって言い出して、出しても全然ダメで、僕が出たんです。

―この時もグループ戦からフルセットやってましたよね?
負ける思いましたもんね、ジェイテクトさんにね。

―隆弘君の引退試合、グループ予選敗退なの? と心配でした。
0-7とか行きましたし、あっこれ負けたなと福澤も言ってました。石川君の星城に1セットとられたりしてましたし。チーム状況はやはりすごく悪かったんです。清水もそんなにベストコンディションではなかったので。なんとかグループ戦勝ってから、ずっと僕が出るようになって、やっぱり隆弘が最後の試合なので勝たせてあげたかった。決勝はね、勝ってたのにね…と思いましたね、本当に。隆弘が良いところでいいサーブ打ちましたしねえ。

―マッチポイントにしましたよね。
うわ-、勝ったぞいうところでね。でも、あれも良い経験ですよ。ここまであった勝利をね。掴みきれないという、僕らの弱さでもあったしね。

―で、昨シーズンのリーグ。
昨シーズンはダンチという外国人が来たので。僕が出るのは福澤の代わりぐらいしかないですし。福澤が悪かったときに、やっぱり奏吾を出すというのが南部さんの考えだったんですけども、なぜか僕が出ることが多くて「あれ?」と思いながら「今年もか」と。慣れっこになって。去年はずっと、僕は途中から出ても役割があるのでそれだけはしっかりしようと思っていました。それはみんなに見せなければいけないポジションだと思うので、歳いったからできへんとかじゃなくって。

―最後の黒鷲のことを伺いましょう。
黒鷲が始まった時にはもう監督のことは決定していました。でも最終的に決まるまでずっと嫌って言ってました。「嫌です!」って。まだ現役やりたいですからと。

―個人的には現役を続けていただきたかったですが、他に誰がというと確かにそうかなととも。
それでも現役続けたかったですね、僕は。最後の心残り(笑)。それが決まって、けど黒鷲も楽しくやらせてもらいました。

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