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会見・コメント

2014-09-22 11:10 追加

佐藤あり紗・木村沙織

全日本代表 女子

木村沙織選手

OLYMPUS DIGITAL CAMERA―世界選手権に向けて、どのようなところに重点を置かれて、練習していますか?
今はスパイクを打つ時のブロックの高さのイメージをした練習だったりとか、ディグ練習からのつなぎの部分を1本目がどういうボールであれ、少しでも上がったら、スパイカーが勝負できるところまでつなぎの精度を上げるという練習を細かくやっているところです。

―ワールドグランプリのブラジル戦1、2セット目を改めて振り返って、世界の頂点を目指すためにはどの部分を鍛えていかなければならないと思いますか?
サーブレシーブ、ディフェンス、失点を少なくすること、サーブの4つだけは絶対に世界一になるというのをチームの課題としてずっとやっています。でも、グランプリのブラジル戦では自分たちのミスがすごく多かったですし、ブラジルよりも先にミスを出してしまったと思います。また、サーブにしてもサーブレシーブにしても相手より上回ることができなかったので、そこは反省点だったなと思います。

―迫田選手の復帰でチームとして変化はありましたか?
バックアタックが得意な選手なので、純粋にバックアタックの本数がチームとして増えると思います。

―4年前の世界選手権は銅メダルでしたが、4年前と今回のチームを比べて、違いはどのようなところですか?
メンバーも大きく変わっているので、当時と比べることはできないですけど、先日のグランプリでブラジルには負けましたが、2位だったということはみんなの自信にもなっていると思います。ですから、個人個人のプレーを最大限に生かして、この戦術で臨めば、目標である金メダルが狙えるんじゃないかなという思いは強くあります。

―キャプテンの目から見たセッター・宮下選手の成長について。
真ん中でブロックを跳ぶなど、セッターとしては慣れないポジションもあったりして、すごく大変だったとは思いますが、その戦術をしっかり理解してやっていたと思います。遥がブロックを真ん中で跳ぶことによって、ブロックの点数も今までの試合より増えていると思うので、そういう点ではすごく成長したと感じます。

―ブラジルとの差は縮まっていると思いますか?
縮まってるかどうかはわからないですけど、やはり絶対的な存在のブラジルというチームを倒さなければ、自分たちの目標としている金メダルには届かないですし、この世界選手権を前にグランプリで金メダルを賭けた戦いをブラジルとできてよかったなと思っています。

―ブラジルに対しては、他のチームとは意識が違いますか?
チームでワールドグランプリの反省をこの前もしたんですけど、やはりデータの上でも、ブラジルは、ディフェンス、攻撃面、ブロック、サーブなど、すべての面でどのチームよりもずば抜けているので、そこを何とか少しでも下げられるようにしたいです。今はブラジル対策の練習も練習スケジュールの中に組み込まれているので、常に意識するようになっていると思います。

―ブラジルのブロックは1枚でもスパイカー側にとっては脅威?
ブロックのいいチームではあるんですけど、私個人としては気にならなくはないですけど、そこまですごくブロックを気にして打ってるというわけでもないですし、ブロックだけに関して言えばロシアなども高いので、絶対的な何かが違うとか、そういうのはあまり感じていません。

―キャプテンとして、チーム全体を見ていく中で気をつけていることは?
自然体でいようとは思っています。上の選手、下の選手というふうに区切りをつけないようにしていますし、年齢は上から下まで離れているんですけど、雰囲気も今、すごくいいので、(選手間で)上下をつけないようにしています。

―今年はグランプリまでベテランの佐野選手がいたことで精神的に楽になっていた部分があったと思いますが、今回、またチームを離れたことにより、キャプテンとして意識することはありますか?
リョウさん(佐野選手)の存在はチームとしても大きいですし、いるだけで安定感のある選手なので、今回は残念です。でも、そこに代わって入ってくる若い選手もすごく安定していて、グランプリでリョウさんと交代しても、いいプレーを常に出していたので、楽しみです。
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―佐野選手が抜けたことによる、木村選手自身の守備範囲に変化はありますか?
チームとして、範囲というのは前衛の選手になるべく取らせないようにというのはずっと練習してきてることなので、そこは変わらないと思います。

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