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会見・コメント

2018-02-13 08:00 追加

東レ富松「自分のプレーは置いておいて、チームを鼓舞しようと努めた」合成イゴール「今日はタフなゲームだった」

ファイナル6 東レvs豊田合成戦会見コメント

SV男子

東レ・小林監督「富松の抜擢は闘魂注入」

東レアローズ 小林敦監督

昨日の完敗を引きずらず、今日は粘り強い戦いをしっかりとして、最後勝ちきってくれたのは次に繋がる1勝だった。

 

――富松(崇彰)選手を抜擢した理由は?

小林監督:気合いを注入してもらうためです。

 

――戦術的な面では?

小林監督:イゴール選手に対するブロックというかディフェンスを構築するために、富松選手のブロック力が必要ではないかと起用しました。けども、やはり、闘魂注入というか気合いをチームに喝を入れてほしいうとのがあった。昨日の敗戦でかなりチームが沈んでる側面があったので。そういった時に、本当だったら若い選手がやってくれるのがありがたいのですけど、富松は魂を持っている選手なので、今日の起用となりました。

 

――途中でセッターを藤井(直伸)選手から阿部(裕太)選手にかえましたが、その狙いは?

小林監督:藤井のトスワークがむちゃくちゃだった。藤井の頭を冷やすために外しました。1、2セット目、イゴール選手を封じることができなかったというのが(セットを取られた)大きな敗因ですけど、藤井のトスワークがぐちゃぐちゃだったのも大きな要因だと思っているので、そういった意味で一回コートから外して、考える時間を作った。本人にも話しました。

 

――そのあとの変化というのは?

小林監督:藤井は1、2セット目は自分だけの組み立てだけしか重視していなかった。相手との駆け引きとか、ブロックのマッチアップとか、試合の状況とか、そういったものを考えずに自分が描く組み立てをしていて、去年まではそれでうまくいくケースも多かった。今年は相手にだいぶ明らかになってきて対応されてきているのに、彼はそこからなかなか脱却できないので、ワンランク上の考え方をしないと、セッターとして飛躍しないなと、常々言っているんですけど、1、2セット目は露呈するようなトスワークをしていたんで、究極は決まるところにトスを上げろと。彼は自分の上げたいところに上げているので、決まるところに上げなさいとは言いました。

 

――基本的にはアナリストとか、決定率とかを分析して伝えた上で、藤井選手はそういう判断をしたのでしょうか?

小林監督:都度都度、ブロックの戦略とか考えてくるので、常に正解を出すのは難しい。トスワークって。トスワークの正解は決まったか決まらないか。決定したかどうか。結果が先にして、過程については、こういうこうこうという考えがあったけどもこっちを選択しました、で決まりました、というのが良い。それが何なのか、藤井に関しては自分のトスワークを重要視するということがわかりづらいこと。当然、豊田合成は勝負所にイゴール選手に集まりますし、ローテションごとの特徴がはっきりでてくる。ただ、藤井はそんなこともない。けど、そんなこともないことも明らかになってきていて。そんなことがないというのが周りがわかってきているというのをもう少し理解できてくれば、彼はその裏をかけるトスワークができるんじゃないかなと思います。抽象的ですけど、チームの根幹に関わることなんで、抽象的な言い方をさせて頂きました(笑)

 

――「プレーオフ3位で入るのは嫌だ」(3レグの刈谷大会の会見にて)と以前話していましたが、結果的にあまり良くない?

小林監督:いえいえ、十分です。

 

――この2日間を監督としては、どう捉えている?

小林監督:ゼロポイントだけは避けたいと思っていた。負けてもいいと思っていた。正直。負けてもポイントを取れればいいと思っていた。当然、パナソニックに3ポイント取れれば、1位を目指す、直接ファイナルを目指す戦い方をしていこうと思っていた。昨日負けた時点で、その目はかなり薄いので、ファイナル3を目指す戦いとなった時は10〜11ポイントが必要となってくる。今日2ポイントとれたんで5ポイント。あと5〜6(ポイント)。あと2勝することで、ファイナル3がかなり近づいてくる。今日の戦い方は、3位通過で、まぁまぁ合格ライン。合格ラインかな?赤点ではなかったですね。

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