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インタビュー

2015-07-14 17:25 追加

新主将に聞く – 東レ渡辺俊介選手 –

V1リーグ 男子

■昨シーズンを振り返って

–昨シーズン、2014/15シーズンについて。先ほど、昨シーズンの中盤くらいから試合を引っ張っていく役割を担った、と伺いました。昨シーズンに関しては、前シーズンよりもかなり出場機会が増えましたし、立場が変わったところもあったかと思いますが、チームの中で、変化が起こったきっかけは何だと思いますか。

僕が出るようになる前、けっこう淡々とやっているような感じで、勢いというものがないように感じていて。勢いを出すとか、気迫を出すとか、そういうところを出していけ、と任されて、そこから試合に出る機会が増えたんじゃないか、と、僕自身も感じているんです。

IMGP9097–意識して表に出していくというところで、昨シーズン、大きく変わっていったのですか。

チームをなんとかしたいなーと思ってずっとやってきたので。

–昨シーズン、チャレンジマッチに行くという状況になりましたが、チャレンジマッチを経験したことによって、チームや個人として変化はありましたか。

まず、単純に、「悔しさ」というのが第一で、そこから、何故チャレンジマッチにいったかという技術的な分析や、精神面の分析をしていくことによって、チームが今直さなければいけない部分が見えた、ことばは悪いかもしれませんが、すごく、大事な時期だったのではないかというふうに思いました。
チャレンジマッチの会場に行ったときに「リーグを通して、頑張ったけれど、チャレンジマッチに行った」という悔しさがこみ上げてきて。
会場にかかっている「チャレンジマッチ」の幕を見て、来年は、その幕を「Vリーグファイナル」に入替してやりたい、と、すごく思いました。

–チャレンジマッチから、黒鷲に向けて調子を上げてきたというのは、そのあたりも大きな原動力になったということでしょうか。

そうですね。ちゃんと原因分析をして、何をすればチーム力が上がるかを考えて行動出来た2ヶ月ですから。

■今シーズンに向けて

–今シーズンに向けて、外国人選手を初めとして、チームの戦力も変わるわけですが、キャプテンとして、どのように引っ張っていこうと考えていますか。

自分がキャプテンをやるからには、優勝を目指して取り組んでいきたいし、ひとつひとつのプレイに対して、こだわりというか、満足するのではなくて、もっともっと欲をもってプレイ出来るように、みんなができるように僕がはたらきかける、じゃないですけど、僕がやってるのを見せて、みんなでやろうよという風に持って行きたい。口だけではよくないなと思っているので。優勝するにはひとりの力だけではなく、チーム全体の力でということになるのでしょうから、見る方向性をちゃんと定めて、ファイナルで優勝するのだということを常にアタマに置きながら行動すれば確実に良くなる、と信じてやるしかないんじゃないのかなというふうに思っています。

–今シーズンは開幕が10月と早めですが、開幕に向けての準備も例年より早めに進めているのでしょうか。

例年に較べて練習時間も増えていますし、トレーニングも、トレーニングコーチが僕たちのことを考えて、いろいろなメニューを提供してくれているので、技術もそうですが、基礎体力の向上も。ちょうど今の時期、やっているんですが、がんばってくれているスタッフのためにも、優勝目指してやっていかないと。

SNJ_1479-s–今シーズン、特に、東レのどういうところに注目して見て行くとよいでしょうか。

粘りと気迫、あと、プレイの精度。今季の東レはこの三本柱でやっていこう、そう、チームのみんなで話しています。見ている人が、わくわくするじゃないですけど、感動するというか、「東レがんばってるなー」と応援したくなるような、チームにしていきたいなという思いです。
見ている人がつまらないと、僕たちもがんばっても、がんばる意味が無いというか。周りが応援してくれての東レだと思うので、見てくれている人に対しても、恥じないプレイを見せていきたいなと思っています。

–さいごに、今シーズンへの抱負、意気込みについて、ひとことお聞かせいただけますか。

去年ああいう結果で、悔しい思いをして、もう悔しい思いはいらない、次は絶対勝って喜びたいと思いましたし、チャレンジマッチの後、黒鷲旗で準優勝して、より一層、決勝で勝ちたいと思った反面、足りなかったから負けたんだなぁと思って。
僕たちががんばる姿を見せることによってファンの人たちも応援してくれるんだと思うし、その喜びの瞬間を、全力で分かち合いたいと思います。「優勝する!」という気持ちを持って、今シーズン取り組んで行きたいと思います。

–本日はありがとうございました。

聞き手:出口季里

写真:久坂真実・出口季里

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