2017-09-18 22:11 追加
グラチャンバレー・ブラジル戦後のコメント 山内、柳田、深津「いい経験できたでは終わりたくない」
ブラジル戦後のコメント
全日本代表 男子
ワールドグランドチャンピオンズカップ ブラジル戦試合後のコメント。深津英臣、山内晶大、柳田将洋。
深津英臣
コートに入る以上しっかりやろうぜ、どのメンバーが入っても頑張ろうぜという話をしていました。スターティングメンバーもいい準備をして強い気持ちを持って入ってくれたと思います。外から見ていてもしっかりとした気持ちが見えました。
(3セット目に2枚替えで入ったときは)キャプテンとして何か残したいという思いが強かったですし、出られなかった悔しさがあったので、一球も見逃せないというか悔いを残さないようにと。そういう意味では自分が入って粘って1点を取れたのはよかったと思います。
自分たちのバレーボールができれば、どんな相手でもいい結果を期待してもらっていいと話していましたが、それをさせてくれないのがこのレベルかなと。
山本将平、柳田(将洋)、石川(祐希)のサーブはすごくよかったと思いますし、他にもいい面はありましたが、レセプションが崩れてしまいましたし、ブロックも本数止められていないですし、ミスも。自分たちのバレーをさせてくれなかった。代表に入った選手たちはそう強く感じていますし、いい経験になりましたが、いい経験できたでは終わりたくない。
世界のトップは技術以外の面ですごく強いなと思いました。今回、全員がわかったと思います。大舞台での経験の差、スタートのときのメンタルの差。大舞台でも彼らは練習のときのようなプレーをします。大きな舞台を踏んでいる経験は大きいです。
山内晶大
ブラジルはミドルブロッカーが真ん中にステイしていてもリードブロックでタッチを取られてしまったり、引き付けてもサイドにもきっちりブロックいきますし、ポテンシャルが高いのでブロックを抜くのは大変でした。高さで勝負したいですが、自分より高いので、速くするとかコースをしっかりきっていかないとブロックにつかまってしまう。
グラチャンは自分たちが強豪に対してどれだけできるかを確かめる大会で、厳しい戦いでも結果を残さなくてはいけない中で、自分たちのバレーができないで結果も残せない……といった感じでしたが、自分の中では課題を見つけられたと思っています。
日本は、サーブレシーブが返ったときはサイドアウトを取れていますし、サーブで攻めて崩して、そこからハイボールへ持っていけば、上から打たれることはあまりない。サイドアウトの技術を強化していきたいです。
世界のミドルとの差については、高さパワーもありますが、加えて、横への移動やコースのきり方。スパイクの打ち方一つにしろまだまだ勝てていない。それでも勝てていないから負けましたでは通用しないので高さやパワーはないが、コースを抜く、しっかり3枚つけたときにはブロックタッチを取るとか。ブロック1枚だけだと厳しいと思うのでしっかり2枚ついていって、タッチをしっかり取って切り返したい。
どんどん相手に点数を取られてしまう苦しい場面などで、連続失点を断ち切っていけるようなプレーはもちろんですが、気持ちや声も。声を出してチームを支えていこうぜ、という声があり、自分もバレー歴は少ないですが、代表歴は他の選手より多い立場になってきているので積極的にチームを引っ張っていきたい。プレーでもそうですし、プレー以外の面でももっともっと引っ張っていきたいと思います。
柳田将洋
ブラジルとやったのは初めてです。でもスペシャルなものはなくて、少し普通というかしっかり組み立ててくるくらいのチームだなと感じました。途中からのスタートでしたが、それは昨日から言われていて、でもいつでも入れるように準備はしておきました。ピンチサーバーとして出番があるかもしれないし、今日のようにリリーフで入るかもしれないし。そこはきちんと。
チーム全体がスロースターターだったので、1セット目から入りをきちんとできるようにしたいと思います。
写真:FIVB
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