2018-01-22 15:00 追加
NEC×上尾戦 会見コメント 奥山優奈「サイドに頼り過ぎてしまった」 冨永こよみ「一人ひとりがしっかり役割を果たせたのが勝因」
V1リーグ 女子
■上尾
・吉田敏明監督
今日は絶対に負けられない試合だと思って臨んだが、1、2セット目は自滅の状態で非常に厳しかった。カルカセスの調子がよくなかったため、辺野喜を投入したところ、思わぬ活躍をしてくれて、ファイナルセットに持ち込むことができた。勝ち点3を取りたかったが、最後まであきらめずに戦った。
――カルカセス選手を外そうと思ったタイミングは?
吉田:1セット目から考えていた。我慢していたが、2セット目の辺野喜、小笹(奈津子)の2枚替えできっかけをつかみ、これがうまくいけば交代しようと思っていた。
――辺野喜選手への評価は?
吉田:昨年の国体優勝の時にいちばんブレイクしてくれたが、その後ケガで手術をし、復活したばかりの状態。好調な時はそこそこできるが、サーブレシーブが苦手なので、パスをするメンバーとして入れるのは苦しく、カルカセスのところで起用した。守備面には課題があるが、悪くはなく、かなりのレベルがあるのではないかと思う。
――堀江選手も活躍したが、今日のプレーについては?
吉田:こんなに冷静にできるんだなというくらい、いろいろなところにボールを散らしながら、アタックのボールコントロールができていた。
――ケニア(カルカセス)選手がベンチに退いた後、別のプレースタイルのチームのようにも見えたが、そのあたりの監督としての感触は?
吉田:こういうことは往々にしてあるが、どのチームも外国人選手が入る場合とそうでない場合、リズムが全く変わる。外国人選手がいない方がチームが回転するというパターンはうちのチームに限らずあると思う。そういう意味では驚かなかった。本来、外国人選手は得点源の要として入れているので、勝てば問題ないが…。あと1試合しかない中で、いろいろなことが今日わかった気がする。
――松本亜弥華選手が大事なところでブロックを決める場面もあったが、攻守にわたっての今日の松本選手の印象について。
吉田:今日は試合を通して、交代しようと思うことがなく、最後まで起用した。普段は闘志を外に出さないタイプの選手だが、今日は目の色が変わっていて、「やってくれるかな?」と思った。好調が続くと面白いものを持っている選手で、今日はよかった。
――先週、好不調の波があるとおっしゃっていたが、今週は先週とは違う監督からのアプローチがあったのか?
吉田:今日負けたらファイナル6がないということが100%はっきりしている中で頑張っていきたいという気持ちが出て、いい練習ができていた。そのままの形でいったので、今週の練習を見ていて、今日はそこそこいけるだろうと思っていた。
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