全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>インタビュー>久光製薬Vインタビュー MVPの石井優希「優勝ですべてが報われた。レシーブ賞うれしかったです」(前編)

インタビュー

2018-04-08 08:00 追加

久光製薬Vインタビュー MVPの石井優希「優勝ですべてが報われた。レシーブ賞うれしかったです」(前編)

V1リーグ 女子

──今回から酒井(新悟)監督が取り入れたリードブロックの影響もありました?

石井:リードブロックでは、ミドルが常にコミットするわけではないので、相手ミドルに対してのポジショニングなどは変えたりしました。ミドルとレフトが左右から寄って跳んでいくパターンもあり、その間が抜けることもあるので、立ち位置が多少変わりました。あとワンタッチが多くなるだろうということで、後ろに弾くボールが増えるので、その準備。バックミドルとして弾かれたボールを上げる。かち上げ(打つ瞬間にブロックの指先を狙う)が多い選手かどうかなど相手スパイカーや人によって判断していました。

──確かに。コートの外ぐらいで構えているようなときも。また今季はブロックの意識も変わった気がしました。「ファイナル」などでもいい判断がありました。

石井:そうですね。ワンレッグ(ブロード攻撃)に(ブロック)2枚いくケースは、過去の試合で、パオリーニ(日立リヴァーレ)選手など相手がすごい外国人ミドルブロッカーのときにはありました。リードブロック対応では、ワンレッグでも短いのはミドルに任せて、自分は中間と長いのをメインで見るといった割り切り、割り当てができていました。ブロックは他のプレーに比べるとどちらかというと苦手なのですが、今シーズンは今までよりも一番よかったと思います。

──自分の中で、今シーズン成長を感じたところは?

石井:思い切りよくプレーできている自分がいて……久美さん(中田監督)が強くというか、厳しい目で見て鍛えてくださって、その積み重ねが花開いて、シンゴさん(酒井新悟監督)のもとで、いま伸び伸びと楽にプレーできている自分がいて……。余裕が出てきていると思います。今までは周りを気にしすぎていて、昨年の全日本も苦しんで、それを経験したからこそ、自分が自分のパフォーマンスを上げるためにはこういうやり方がいいというのを見つけられたというか、あまり大きく人の目を気にすることがなくなって……。それが無くなった分、ちょっと余裕もできたのかなと思いました。

(後編に続く)

写真:堀江丈

>> インタビューのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック