こぼれ話
186cmの新リベロ、ジャケリーネ

　ブラジルのエースとして五輪３大会出場のジェケリーネ・エンドレス。今回からリベロとして代表チームに招集された。

「監督からリベロでと聞いたときは、びっくりしました。でもレシーブには自信がありますし、他のリベロが代表辞退やケガの中で、自分ができることをやってみようと挑戦を決めました。最初はレセプションの後に、スパイクの助走に入らない感覚がとても不思議でした。まだ練習を始めて３週間目ですが、どんどん試合に出て経験を積みたいです。
　もうひとつ代表復帰を決めた理由は、世界選手権です。３大会銀、銀、銅で金メダルがありません。これは私だけではなくブラジルがどうしても欲しい、取らなくてはいけないタイトルです。自分にとってそれに挑戦できる最後の機会だと思うので、まずは14名のメンバーに入り、日本で戦いたいです」
　
　夫のムリロ・エンドレスも昨年からリベロに転向し、今年、代表チームに招集された。しかし、二人のリベロとしての代表入りには「そんなに簡単に代表入りさせていいのか。本当に代表に見合う力があるのか」と懐疑的な意見も多い。今後、コートで実力を見せるしかない。

リベロデビューのジャケリーネ。お気に入りの自分を模したペンダントをつけて

取材・文：ブラジル在住　唐木田真里子
写真：CBV、唐木田真里子

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