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2018-05-22 11:03 追加

全日本男子 フランス代表との親善試合にフルセットで敗れる

全日本男子 フランス親善試合の結果

全日本代表 男子

 全日本男子バレーボールチームは、21日、フランス・カーンでフランス代表チームと親善試合を行い、フルセットの末、敗れた。
 
 チームはこれから最終調整を行い、25日からフランスで開幕するネーションズリーグ第1週に臨む。

 親善試合のスターティングメンバーは、西田有志、李博、柳田将洋、福澤達哉、山内晶大、藤井直伸、井手智。

 第1セットは福澤のサーブからスタート。序盤、クイックを絡めてリズムを作ろうとするが、ブロックフォローのミスが出たうえ、サービスエースを取られ、3-8でテクニカルタイムアウトに。その後、相手エースのヌガペトを李がブロックし5-9とする。

 しかし、相手の高いブロックに阻まれ、ブロックフォローも粘ることができず、連続サービスエースを決められて6-14。スパイクミスも重なり、7-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。山内のクイックが決まって9-18となり、大竹壱青、関田誠大が2枚替えで入るが、相手の大胆な攻撃を前に自分たちのバレーが出せず、なかなか点数が奪えない。最後もサービスエースを取られ、11-25でセットを失った。

 第2セット、メンバーは変わらずスタート。切り替えたい日本はサイドアウトをしっかり取って、徐々に落ち着いたプレーが出てきた。李のスパイクで8-7とリードし、テクニカルタイムアウトに。

 その後はお互いに譲らず、点数を重ねる。柳田のサービスエースで13-12とするが、相手の強力なサーブで逆に崩されて連続失点し、13-15となり、日本がタイムアウトを要求する。山内のサーブからつないで、西田がカウンターを決めきり、藤井のサービスエースで18-16とリードして、終盤へ。

 相手のコンビが微妙に合わない中、日本は確実に得点し、21-18で相手のタイムアウト。井手智を中心としたサーブレシーブから、藤井のテンポの良いトスワークが機能し、セットポイントを迎えた。最後は相手にミスが出て、25-22でセットを取り返す。

 第3セットもメンバーは変わらずスタート。落ち着きが出た状況で相手とどのくらい勝負できるかがポイントとなった。西田のサービスエースが決まるも、痛いスパイクミスが出て5-8でテクニカルタイムアウト。藤井の連続サービスエースで追いつき、中盤までは一進一退となるが、サーブで崩されて連続失点し、12-15。山内と途中交代で入った髙橋健太郎がクイックを決め、18-20となったところで、関田と大竹が入る2枚替えを行う。

 その後、柳田のサーブで崩し、20-21と追い上げる。髙橋のサーブから、関田の見事なカバーもあって追いつき、緊張感のある展開が続くが、痛いサーブミスが出て、23-24とされる。しかし、福澤のスパイク、切り返しから西田の渾身のスパイクが決まって25-24と逆転。サーブレシーブが崩れるが、柳田、西田が決めきって26-25。最後は何とかつないだボールを西田が決め、28-26でセット連取に成功した。

 第4セットは髙橋がそのまま入ってスタート。序盤から勢いをつけて戦いたいところで、西田のサービスエース、髙橋のクイックが決まり5-4。パイプ攻撃を絡めた藤井のトスワークが冴え、8-6でテクニカルタイムアウトに。

 その後、ミスが出て追いつかれるも、西田がサービスエースを奪い、拮抗した展開となる。連続失点もあり14-16でテクニカルタイムアウト。その後は決め手に欠いてブロックに捕まり、17-20で日本がタイムアウトを要求。終盤には凡ミスが出て、17-22で2回目のタイムアウトを取る。18-22で関田、大竹の2枚替えを行い、古賀太一郎も投入して逆点を狙うもリズムを作れず。最後はタッチネットを犯し、20-25でセットを失い、フルセットにもつれ込む。

 メンバーは変わらず、最終セットに突入。サーブレシーブの乱れから連続失点し、0-3で日本がタイムアウトを取る。その後はラリーで粘り、西田が決めて3-5。スパイクミスがあり、ブロックにも捕まり、3-8でコートチェンジ。相手ペースで4-10と引き離され、終盤へ。

 7-12から浅野博亮のスパイクが決まり、8-12。しかし、痛いコンビミスで8-14とマッチポイント。最後は相手のサービスエースで8-15となり、ゲームセット。セットカウント2-3で惜しくも敗れた。

■矢島久徳強化委員長のコメント
 藤井が今シーズン初めてスタメン出場し、強力なサーブで崩されながらも要所でクイック、パイプ攻撃を織り交ぜて、スピード感のある攻撃を随所で展開した。
 また、西田が両チーム最多の20得点とスパイク、サーブにおいて要所で活躍した。髙橋はブロックフォローの取り損ないなど、数字に表れないプレーをどれだけ粘り強くできるかが、今後、強豪チームと対戦するにあたっては重要である。
 いよいよ迫った25日からのネーションズリーグ本番に向けて、チームは最終調整に入る。

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