2018-09-04 19:04 追加
「メンタルを強くするには」ブラジル研修で見つけたもの 堺・坂梨朋彦コーチインタビュー
坂梨コーチインタビュー
SV男子

2. トレーニングセンターに併設されたビーチバレー用の砂のコートでトレーニング。最年長39歳のウイリアム・アルジョーナ(左から2人目)の真摯な態度は他の選手の手本。ふざけてきたり、オンオフの切り替えも上手。写真提供:坂梨コーチ
堺ブレイザーズの坂梨朋彦コーチが6月から3カ月間、ブラジルで3つのクラブチームと代表チームの練習に参加している。Zacaとニックネームで呼ばれ、代表チームの練習中にはスポーツ番組のインタビューを受け、「世界選手権に向けて日本から助っ人」と紹介された。ブラジルでの練習の日々、どう感じているのかうかがってみた。
■ブラジルで様々なチーム、カテゴリーを経験
――今回のブラジル行きはどうように決まったのですか。
坂梨 コーチ2年目になりますが、チームがなかなか勝てない時期があって、何か変えなきゃいけないと思ったんです。自分がもっと成長しなくてはいけない。日本以外のバレーボールや文化を見てみたい、人の話や映像じゃなくて、自分の肌で感じたいというのがありました。イタリア、ポーランドなど世界の上位のリーグも考えましたが、ブラジルに決まったのはアドバイザーコーチのマルキーニョス(アントニオ・マルコス・レルバッキ)や通訳の(神園)めぐみさん、外国籍選手のワラセ・マルチンスが同じチームにいたのが大きかったです。チームの部長に相談して、あとは話が早かったです。マルキーニョスの人脈を生かして、3カ月のスケジュールを決めました。
――ブラジル代表の合宿に参加するのもすんなり受け入れてもらえたのですか。
坂梨 詳しくはわかりませんが、世界選手権前の大事な時期でもあるし、2週間だけと期限付きだったようです。去年、男子ブラジル代表や女子クラブチームのRexonaが堺で合宿をして、既に自分のことを知っていたのも良かったのかもしれません。U21の練習で2週間過ぎた後に、大人のチームの方からまだこっちも手伝ってほしいと言われ、自分のことを必要としてくれてありがたかったです。向こうから頼まれた延長期間は食費や交通費も代表チームが出してくれて、助かりました。
――クラブチームはどこに行かれたのですか。
坂梨 ミナステニスクラブ(スーパーリーグ5位)、サダクルゼイロ(優勝)のアンダーカテゴリーに2週間ずつと、1日だけオリンピコというマルキーニョスが監督を始めたチームに行きました。そして最後に、SESI(準優勝)に来ました。ミナスは最新設備の整ったあらゆるスポーツのある大型クラブ、オリンピコはアンダーカテゴリーしかない小さな所と違う環境のチームが見れました。
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