全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>東レ藤井「課題の多い試合だったが勝ちきれたのは大きい」天皇杯準決勝会見

会見・コメント

2018-12-26 17:44 追加

東レ藤井「課題の多い試合だったが勝ちきれたのは大きい」天皇杯準決勝会見

V1リーグ 男子

小林監督「星野とアウン・トゥのポジション入れ替えが効果発揮」

●小林敦監督
今日のゲームは途中でパナソニックのクビアク(・ミハウ)選手が故障でコートがいなくなったことと、3セット目から星野とアウン・トゥのポジションを変えたことで、アウン・トゥの攻撃力がかなり効果を発揮し始めた、この2点が大きな勝因になったと思います。明日はどちらが勝ち上がってくるにせよ、我々は今リーグ戦でも7位、ほとんどのチームが格上だと思って、チャレンジャー精神でここに乗り込んできている。どちらとあたるにせよ、そういった気持ちを持って、きちっと明日のゲームを勝ちきりたい。

――アウン・トゥ選手とのポジション、試合の中で入れ変えたということですが、それで攻撃力が活かされたっていうのはどういう意図が?

小林監督:マッチアップですね。相手ブロッカーとの相性。大竹(壱青)選手とマッチアップするケースが多かった。大竹選手の前からアウン・トゥの攻撃力が発揮されてなかったので、深津(英臣)選手とマッチアップさせることにして、彼の攻撃力をもっと活かすというスタンスでやったことで、後半は(スパイク決定率が)6割を超えるくらい決まっていたと思うので、こちらの思い通りになった。

――アウン・トゥ選手のレシーブについては?

小林監督:レシーブもサーブもスパイクも全てのレベルが高いが、残念ながら言葉がちょっとまだチームとしてうまくコミュニケーションが取れてない部分がある。彼もまかせたり、彼がいっちゃったりだとか。そういうケースが前半戦に比べてだいぶ減っているが、え、「そんなボール?」ということがコートの中で起こりえているので、そこはまだまだやっていくうちに解消されていくとは思うし、実際リーグ戦前半に比べれば、全然今良い状態になってきている。その部分では上向いていく一方だと思う。

――リーグ戦前半はアウン・トゥ選手の対角にいろんな選手を起用されていましたが、星野選手を起用していくようになった理由は?

小林監督:アウン・トゥに対角をすえる選手は、色々な特徴を持っている選手が我々にはいる。鈴木(悠二)だったらサーブ、米山(裕太)だったらサーブレシーブがチームでナンバーワンであるとか。そういう中で星野を使っている理由は、彼が全ての技術が高いということと、その中でもブロックとディグがチーム中ではレベルが高いので。今シーズン、我々のチームは「ブレイクプラス」というスローガンを掲げているが、何度も連続点を取っていって、チームとしてリズムをつくるというスタンスでやっていくなかで、ブロック力、ディグ力のある星野が入ることでチームに粘り強さが発揮される。今は星野がコートに入っていることでとても良いリズムがあると思う。

――今日のパナソニックに対してどういう守り方を?

小林監督:守りは話せない部分があるのですけど、パナソニックの強みはポジション4からのスパイク。レフト、ウィングスパイク、アウトサイドヒッターがかなり大きな武器だと思う。その攻撃をいかに封じるかが、この試合のキーポイントだった。しかし、クビアク選手が途中でいなくなったことで、その戦略をシフトチェンジして、大竹選手をしっかり抑える、福沢選手をしっかり抑える、久原選手はこちらの脅威としては3番目という位置付けでディフェンスしました。

――最後、チャレンジで試合終了でしたが、あそこはどんな?

小林監督:あそこは(チャレンジできる機会があと)1回残っていたので、失敗してもいいから、成功してもいいから、やっとこうかなと。そしたらたまたま入っていました。

――入っていたぞ、というような?

小林監督:入っているようには見えるのですが、やはり肉眼で見えるとアウトっぽいボールが結構入っていたりするので、だいたい入っているんじゃないかなと思ったボールは大体入っていますね。(記者たちから笑い)

写真:黒羽白・大塚淳史

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック