2018-12-27 11:07 追加
柳田将洋「最後まで心を折りたくない」後編
柳田将洋インタビュー
Others / 全日本代表 男子
バレーボール全日本男子代表キャプテンの柳田将洋にお話を聞いた。後編は、サーブのこと、世界選手権のこと、英会話のことなどなど。
――柳田選手といえば、強いサーブのイメージがありますが、場面によっては緩急をつけたりすることも?
柳田:そうですね。西田選手もすごくいいサーブを打ちますし、フローター陣も効果率がかなり高くなっています。そういったところでは、自分だけがどんどん打つというよりは、その後に誰が打つのかも考えながら…。それでも質の高いサーブを打つことが今の僕の立場としては求められると思うので、そこを考えすぎずにポジティブに捉えてやっていきたいです。
――日本チームの課題はディフェンスということですが、逆にセールスポイントはサーブになりますか?
柳田:サーブとレシーブでしっかりトランジションを取れるチームになりたいです。
――攻撃面は?
柳田:クイックとパイプの使用率など、まだまだトライ、チャレンジできるところはあると思うので。それをしっかり形にして、サイドアウト率を上げたり、トランジションでクイックとパイプで切ることができれば、伸びると思います。
――2017年からはミドルブロッカーの攻撃も増えましたね。
柳田:ミドルがしっかり点を取ってくれれば、サイドの選手もプレッシャーなくしっかり点をとれるので、助けられていますね。
最後まで心が折れないように戦い続けた世界選手権
――世界選手権は2次ラウンドに進むことができませんでしたが、最終戦のアルゼンチン戦を終えて思ったことは?
柳田:まず最初に結果が出ていないということに対して、しっかりと責任を持たなければいけないと。キャプテンとしてもより一層そのことを感じなければいけないと思うので、本当に応援してくださるファンの方だったり、怪我で戦線を離脱した李(博)さんやアルゼンチン戦で負傷退場した古賀さんなど、みんなに応えられなくて、本当に申し訳ない気持ちです。
――スロベニア戦とベルギー戦ではコートの外から見ることが多かったですが…?
柳田:僕自身は「歯がゆい」とか「もどかしい」という考えはありませんでした。僕にとっていちばん大事なことは「チームが勝つこと」なので。それに、絶対自分の出番は回ってくると思って、いつでも出られるよう準備していました。出番が回ってこなくても勝てればそれはそれでいいことだと思っていました。そのうえでしっかり結果を出すための準備をしていました。
――アルゼンチン戦は2セット失った時点で2次ラウンドに進めないという状況は多分試合前からわかっていたと思いますが、3セット目、リードしてからの競り負けてしまいました。
柳田:おっしゃるとおりです。僕のサーブレシーブのスラッシュもそうですし、その他も、ここでとりきれないのが今の日本なのかなと思うし、あるいは今の僕自身なのかなと思います。それで終わらせないことが、今一番できること、しなければならないこと。それを受け止めて、先のことをしっかり見据えてまた成長できるようにしたいです。
――2セットとられたあと、コートの中に向かっていろいろと声を出していましたが。
柳田:試合はまだ終わってなかったので。確かに僕らの目的は、相手に2セット取らせず、次のラウンドに進むことでした。だから、2セットとられたあの瞬間にそれが途切れたのも事実ですけど、まだ試合は終わってない。僕らは部活でやっているのではなく、代表としてやっているのですから、僕らを支えてくれる人はすごくたくさんいるというのは、自覚してやらなきゃいけない。あの瞬間は確かに辛い瞬間でしたけど、僕はコートに立っていなかったし、ある意味いいタイミングで、すぐコートに声をかけていけたのだと思います。
――大会前はもうちょっと上に行けるんじゃないかという手応えがあったと思うのですが?
柳田:僕ら日本としては、どう転んでもおかしくないというつもりでいました。グループ戦で簡単に勝てる相手はいないというのもわかっていました。どういう状況になっても心を折ってはいけない。心を折ってしまうのが一番最悪な状態だと思うので。
――サーブでは崩せたのでは?
柳田:僕の強みはそこですし、西田も頑張っていました。本当に西田は最年少なのにすごく引っ張ってくれて感謝しています。サーブは攻めにいこうとはしていましたが、結果的に攻めきれなかったり、ブレイクチャンスをものにできていなかったという印象です。
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