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バレーボールマガジン>インタビュー>小野寺太志「JTのホームタウン・広島でワールドカップが戦えるので、精一杯頑張りたいです!」

インタビュー

2019-10-07 17:00 追加

小野寺太志「JTのホームタウン・広島でワールドカップが戦えるので、精一杯頑張りたいです!」

SV男子 / 全日本代表 男子

――ご両親は今の小野寺選手の活躍を見て、どんなふうにおっしゃっていますか?

小野寺:今年の4月に広島カープの始球式に出たんですけど、その時に両親が来てくれました。 その日の夜に一緒にご飯を食べに行って、「Vリーグの新人賞とれなくて残念だったね」と言われて、「俺は賞は別にとれなくていいんだよ」と言っておきました。

――でも、ベスト6は喜んでくれたのでは?

小野寺:そうですね。でも、僕としては個人賞のことよりもあの舞台でパナソニックに負けたことの方が悔しくて、来年以降勝てるように頑張らないとと思っているので、両親にもそう話しました。

――話が戻りますが、始球式はどうでしたか?

小野寺:メチャクチャ緊張しましたね。でも、うまく投げることができたので、よかったです。

――野球をやっていた時はピッチャーの経験も?

小野寺:はい、ピッチャーもやっていました。二番手でしたけど。

――昨年は初任給でご両親にプレゼントもしたとか?

小野寺:はい、それぞれにほしいものを聞いて、母にはダイソンの掃除機、父にはDSを買いました。父は僕の試合を観に来る時、移動中にDSをやっているらしいです(笑)

――ご自身は何かハマっている趣味などはありますか?

小野寺:今年の4月に車を買ったのですが、代表の活動中は乗れないので…。愛車に会えなくて寂しいです(笑)

――小野寺選手にとって、ワールドカップとはどんな印象の大会ですか? 4年前はテレビで観ていた?

小野寺:2015年はシニアに初めて登録された年ですね。登録だけで参加はしなかったのですが。その時はアンダーカテゴリーの代表に参加していて、メキシコで開催された世界ジュニア選手権と重なっていました。ワールドカップ中はネットの速報とかで「祐希出てるぞ」とか話を聞いていて、僕は同学年の選手がシニアでああやって活躍する姿を見て、すごい刺激をもらいましたし、自分も早くシニアの舞台でプレーできるような選手になりたいなと。そういうふうに思わせてくれた大会でしたね。
オリンピックの前年ということで、その結果がオリンピックへの結果にもつながると思うので、しっかり勝ちにこだわってやっていきたいです。日本の皆さんに応援してもらえる大事な大会で、僕にとってはチームのホームタウンである広島で6試合あるので、広島の方々にもたくさん観てもらえるように精一杯プレーしたいです。

――広島はすでに第二の故郷みたいな感覚?

小野寺:そうですね。広島、住みやすくていいところですよ。出身地の宮城と、大学時代4年間を過ごした神奈川、そして広島と、それぞれいいところがあって思い入れがあります。

――ワールドカップの目標は?

小野寺:今年の結果が来年につながると思うので、チームとしての結果も大事だし、個人としての結果も来年へのアピールにもなるはず。ここでしっかりアピールして、来年オリンピックに選んでもらえるように頑張りたいなと思います。

【プロフィール】
小野寺太志(おのでら たいし)
1996年2月27日、宮城県名取市出身。両親ともにバレーボール経験者という環境で育つ。中学までは野球少年だったが、東北高校に入学し、本格的にバレーボールを始める。その後、東海大学に進み、卒業後にJTサンダーズに入団。2014年、東京五輪の強化指定選手である「Team CORE」のメンバーに選出され、2015年に日本代表に初招集される。2018年世界選手権出場。201cm、98kg。

写真:黒羽白、FIVB、AVC
聞き手:高井みわ

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