2020-01-29 19:21 追加
デンソー・井上琴絵「もっとプレーの精度を上げ、チームを勝たせられる選手に」、埼玉上尾・山岸あかね「来季は大事な試合をしっかり勝ち切りたい」
V1リーグ 女子
●川北元監督
今日の試合は勝ちたいと思って臨みましたが、負けたということは実力の差と思うので、この差を縮めて、さらに乗り越えて、強くなれるようにチーム全員で頑張りたいと強く思える日になりました。
――ジャック選手のスパイク本数が少なかったのは相手に対策されたためなのか、自分たちでそうしてしまったのか、どちらになりますか?
川北:両方です。ジャッキーに対しては厚くブロックが来るのと、攻撃が2枚のところが多いので、彼女にもプレッシャーがかかると思うのですが、そこでサイドでとれる状況を作らなければならなかった。また、田代も言っていましたが、真ん中の攻撃が使えない時にうちは劣勢に回ってしまうので、パスをする選手たちがパスで押し込められて攻撃参加ができない状況になってしまうのが自分たちとしては苦しかったと思います。
――今シーズン、埼玉上尾戦はすべてストレートで負けていますが、攻略の難しさはどういった点になりますか?
川北:昨シーズンはいい形でずっと勝っていたのですが、今季に関しては、シュシュニャル(カタリナ)選手はもちろん、サンティアゴ(アライジャ ダフニ)選手のミドルの攻撃で非常に点数をとられていたのが、私たちが苦しんでいる大きな部分でした。そこで前回、前々回はローテーションを逆にしましたが、今週はジャッキーを同時に当てるような形を作ろうと考えていました。それでもかなり点数をとられているので、そこはまた次への課題になると思いますし、やはりミドルで攻撃されないようにするにはこちらも真ん中のエリアでよりプレッシャーをかけなければならないですが、思ったプランがなかなかうまくいかなかったことが大きな敗因のひとつだと思います。
――シーズンを通して、選手たちが成長した部分は?
川北:すべての選手がこのリーグの1戦1戦の中でとても成長したと思います。試合に出ていない選手も練習の中で切磋琢磨して、ポジティブに声をかけて、対戦相手以上にいいプレーをしようと思いながらプレーしてくれていたと思います。このシーズン、終わり方はいい形ではなかったかもしれませんが、彼女たち一人ひとりが自分を成長させようと思って努力してくれたと感じています。
――来季に向けて、手応えや課題は?
川北:全く考えられません(笑) どのチームも切磋琢磨してここまで来ていますし、シーズンが変われば状況が変わってくると思います。今季のように短期で休みなく集中するシーズンと来季はまた違うと思うので、その時になってみなければわかりません。でも、試合でうまくいったりいかなかったり、すべての経験を次につなげてもらえるようにサポートすることが我々の仕事なので、選手たちがそう思えるようなサポートをしていけたらと思っています。
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