2020-06-29 19:51 追加
新鍋理沙引退記者会見(全文)「これからはバレーボールの素晴らしさを伝えていきたい」
V1リーグ 女子 / 全日本代表 女子
※ここから各社からの質問
――一緒にやってきたバレーボールの仲間たちにはどんな思いがありますか?
新鍋: 久光のチームメイトは、これから若い選手が活躍していくと思うので、私もそうでしたが、若いときはすべての経験が自分の糧になると思うので、ケガなく頑張っていってほしいと思います。
――同期の岩坂名奈選手には何かありますか?
新鍋:岩坂にはもう自分の思いを伝えたので、本人が知っています(笑)
――先日のファン感謝祭でこだわりを持っていたプレーはやはりサーブレシーブだとおっしゃっていましたが、引退の原因はその部分が思うようにいかなくなってきていることが大きかったのでしょうか?
新鍋:そこだけではなく、すべてのプレーにおいて、続けるとすると今以上のコンディションやモチベーションが必要だと思うのですが、いいイメージがだんだんできなくなってしまったので、こういう決断をしました。
―― 先ほど、久光製薬での印象に残った試合を挙げられていましたが、日本代表ではどの試合が印象に残っていますか?
新鍋:いちばんは決められませんが、自分の中で大きかったのはロンドンオリンピックで、自分のバレー人生の中でもすごく大きな経験だったと思います。
――右手の指をケガされたということですが、前から傷めていたものを手術しようと決断されたのでしょうか? また、どの指でどのようなケガでしたか?
新鍋:もともと最初に負傷したのは3、4年前で、そこから痛みがあったりなかったりの状態を繰り返していたのですが、今年に入って痛みが増してしまいました。日本代表の合宿が始まった後にパスをするのも少し痛くなってしまったので、4月に手術をすることになりました。右手の人差し指の付け根のところで、アンダーパスはできていたのですが、オーバーパスの時に痛みを感じました。
――東京オリンピックの前ということで、決断には時間がかかったのでしょうか?
新鍋:手術をしてからどうするべきなのかを少しずつ考え始めました。今やめるのは無責任なのかなという思いもありましたが、やはり中途半端な気持ちではやってはいけないことだと思ったので、こういう決断になりました。
――最初に誰に相談しましたか?
新鍋:相談は誰にもできなくて、決断してから言いました。
――周りからは止められたと思いますが、ご自身の中でかなり強い思いだったのでしょうか?
新鍋:周りには「まだできるんじゃない?」と言ってくださる方もいっぱいいましたが、自分が自信を持てないとなかなか難しいのではないかという気持ちが大きかったです。
――今後、具体的にこういう活動をしたいというのはありますか?
新鍋:先ほども言いましたが、バレーボールが私の今までのすべてと言ってもいいくらい、本当にたくさんの経験をさせていただいたので、バレーボールの素晴らしさを伝えていけることができたらいいなと思っています。
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