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インタビュー

2013-09-07 23:12 追加

最後の、スーパーエース (後編)

V1リーグ 男子 / 全日本代表 男子

――今どんな生活をされているんですか?
依頼があれば何でもやってますよ。そうですよね?(マネージャーさんに)

_DX_7871kaisetsu――この間初めて解説されてましたけど、どうでしたか? 前日練習とかから熱心に取材されてましたね。今まではテレビの解説を聞く方だったと思いますが。
どうといって、特にないですよ(笑) 選手の考え方は僕自身ある程度わかっていますんで、そういうのを見てる人に伝えられたらな、という思いをもってやっていました。僕だからこそ伝えられることがあるんじゃないかな、というのも、見ている方々に伝えていって。やっぱりみんな見てる人って試合しか見てないんで、何をやっているかわからなかったら見応えもないと思うし、今は選手達はこういう意識で、こんな事をやっているんだよ、というのを伝えられたらなって。

――今まで解説というと川合さんとか、最近だと加藤君とかいますけど、つい最近まで全日本でばりばりやっていて、という解説は男子だと珍しいですよね。
隆弘君じゃないとわからないこと、スパイカーがこう考えて打っているとか、なかなかきちんと説明していてよかったと思いますが、評判はどうでした?

僕にはわかんないですね(笑) どうでした?

――よかったと思いますよ。解説で仰っていた、「トスはあえて短くしている」というのは監督に確認したんですか?
監督にも聞きましたし、選手にも聞きましたし。それに練習の時にも常に確認してましたからね。そういうのは練習をずっと見てないとわからないと思いますよ。

――私はそれを知らずに見ていたので、「近藤君ていうのはずいぶんトスが短いセッターなんだな」と思って若干いらいらしてたんですが、あれはあえてなんですね。
あれはそう、わざと、戦術ですね。

――なるほど、勉強になりました。ところで今後の展望は? 指導者にはなりたいとは思わないんですか。
今のところ考えてない。単独で一つのチームにいるよりは、いろんなチームを見ながら、バレーボールの楽しさを伝えていきながら、ジュニアの人口を増やしていかないとバレー界がなくなってしまう。バレーは逆三角形になっていると思う。年配の方には人気があってもジュニアには人気がない、部活動も少ない、それを逆にできるような活動をしていけたらと思います。

――お子さんはバレーをして欲しい?
特に考えてないです。バレーをやりたいと言ったらやらせますし。親が決める事じゃないんで。

――清水君の後って大体誰が来るかなというのはありませんか。ユニバが銅を獲ってますが。そういえば隆弘君の時もユニバ結構頑張ったんだよね。
僕らのときのユニバは銀でしたね。そうですね、ユニバで言えば、出耒田とかオポもできますし、日体の山田とかも期待しています。まあその後はどうなるかわかんないですけど。

――大学バレーは見に行かないんですか?
まだ見に行ってないですね。
まあでもゲーリーさんはその二人くらいは代表に呼ぶと思いますよ。だから代表合宿に行けば彼らは見れるんじゃないかな。

――今はオポジットはゴッツと八子君がやってますが……。あれは今後はないですよね?
いや、戦術としてあるんじゃないですか。今控えがいないから、探している中で、彼らを使うという考えも持っているのかなと思います。

――オポ、エースポジションの人に伝えたいこと。
んー、今のバレーはオポに頼るバレーじゃないんで。一ポジションの選手としてプレイすればいいと思うので。あまりエース、エースと思わず、チーム全員で点を取りに行ってくれればいい。昔だったらエースが全部決めなきゃいけないというのがあったんですけど。逆に今の世界のバレーはウイングスパイカーの方が本数多いんで。だから自分の力を出してやっていけばいいと思いますよ。

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