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会見・コメント

2020-12-21 12:16 追加

東レ・黒後愛主将「持ち味の攻撃ができず、守備も粘りを出せなかった」、越谷章監督「自分たちの良さを出すため、敢えてマッチアップを変えなかった」 皇后杯決勝会見

皇后杯決勝 東レ 会見コメント

V1リーグ 女子

 12月19日に大田区総合体育館(東京都)で行われたバレーボール令和2年度皇后杯ファイナルラウンド決勝、東レアローズの試合後の記者会見コメントをお届けする。

JTマーヴェラス 3(25-21、25-18、25-17)0 東レアローズ

●黒後愛主将

今日の試合は自分たちのリズムというものが一個もないままストレートで負けてしまいました。悔しい結果に終わりましたが、自分たちの課題がたくさん見つかった試合だったと思います。

●石川真佑選手

今日の試合は相手がリーグ戦の1レグで(私達に)負けているので、絶対に勝ちにくるという気持ちで試合に入ってくるというのはわかっていたのですが、1セット目から相手ペースの流れになり、自分たちの流れを作ることができずにストレートで負けてしまいました。もう少し自分たちが勢いをもって臨むことができていたら…という試合になりました。

――黒後選手に。リズムがつかめなかった要因は?

黒後: ブロックフォローを何度も作り、自分たちの持ち味である攻撃をすることができなかったこと。そして、JTさんの粘り強いディフェンスに対し、自分たちもそこに負けじと粘り強さを出すべきだったのに、ディフェンス面でもいつもの東レらしい粘りを出すことができなかったことが要因だったと思います。

――黒後選手に。今日見えた課題をチームとして、個人としてお願いします。

黒後:チームとしては優勝がかかった大切な試合でどれだけ自分たちのバレーをできるかが勝負だと思っていたので、そこが課題です。やはりこういう場面で勝ちきれるチームが強いチームだと思います。皇后杯は準優勝という結果で終わってしまいましたが、まだリーグ戦が残っているので、リーグ戦の方でそういう強いチームになれるように頑張っていきたいと思います。個人としては攻撃面で貢献する場面が本当に少なかったなと思ったので、そこをさらに磨いていきたいです。 また、もっと1本目の質を高めていきたいと思います。

――石川選手に。流れを引き寄せるために、ご自身のプレーとしてやりづらさや難しさを感じた部分は?

石川:相手のマッチアップがリーグ戦の時と変わっていて、自分がそれにもっと対応できていればもう少し違った展開になったのかなと。また、苦しい場面でトスが上がってくるのはわかっているので、そこで決めきることももう少しできていたらよかったのかなと思いました。

――両選手に。今回の敗戦をリーグにどう生かしていきたいですか?

黒後:今までの勝った試合もそうですが、自分たちが納得して勝てている試合は正直多くはありませんでした。勝っていても自分たちにはまだまだ課題があると思ってずっとやってきているので、そこの課題をこれまで通りチーム全員で見失わず、1戦1戦、1本1本戦っていけたらいいなと思っています。

石川: リーグ戦でもこういう状況はたくさんあると思うので、その中でまた自分たちがさらに ディフェンス力やオフェンス力をチームとしても高めていきたいですし、個人としても自分がうまくいかない時に他に何ができるのかというのも、しっかりやっていけたらいいのかなと思います。

――黒後選手に。東レ入団後、初めての皇后杯のタイトルへの挑戦ということで、試合に入る前などにいつもと少し違うと感じた部分はありましたか?

黒後:決勝ということで独特なチームの雰囲気と、「勝ちたい」というみんなの思いと、いろんな感情がある中で試合に入って、正直、チームの持ち味である一体感が欠けていたと思う部分がありました。

――両選手に。これで年内の試合がすべて終わりましたが、今年を振り返ってどんな年だったかと、来年の抱負をお願いします。

黒後:今年はコロナの影響もあり、少しバレーボールから離れる時間があったり、そこで改めて自分を見つめ直す時間というのがありました。そこで再確認できたのはやっぱり私はバレーボールがすごく好きなんだということと、いつも当たり前のように体育館でバレーボールをしていることが当たり前ではないんだなと。今日もそうですが、会場でバレーボールができていることに本当に感謝していますし、これからもその気持ちを忘れずにバレーボールと向き合っていかなければならないなと思いました。来年はそう思った自分の気持ちをしっかりと受け止めて、さらにバレーボーラーとしても人としても成長した部分をコートの中で表現したいと思います。

石川: 今年1年こういう状況でリスクがある中、リーグ戦や皇后杯の試合を開催してもらうことができ、本当に感謝の気持ちしかないです。自分の中でもこういう状況でもバレーボールができていることが本当に嬉しいですし、自分にできることはバレーボールを思いきりやって、たくさんの方々に元気を届けることだと思って試合に臨んでいます。今年最後の試合でこういう結果になってしまったことは悔しいですが、まだリーグ戦もありますし、そこで恩返しできたらと思っています。今年はいろんな意味で特別な1年だったと思うので、来年は感謝の気持ちを忘れずに、結果で恩返しできるように、さらに自分も成長してやっていけたらと思います。

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