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会見・コメント

2021-05-13 14:58 追加

女子代表副主将・古賀紗理那「得点をとることとサーブレシーブに集中すること、コートでボールが動いている時に積極的に声をかけることが私の役割」 囲み会見全文

全日本代表 女子

――前回のリモート会見でもトスのスピードを速くしているとおっしゃっていましたが、その部分に関しては、この間の中国戦ではどのように感じられましたか? また、そのコンビにも関わると思うのですが、セッターそれぞれの良さを活かすとおっしゃっていたのは、具体的にどのようなことか教えてください。

古賀: 速いテンポでしっかりコンビを組めている時は、中国のブロックも少し遅れたり、カンチャン(ブロックの間)が空いたり、そういうシチュエーションも結構多かったので、そこはさらに精度を上げていきたいと思います。でも、そういう場面ばかりではないので、先ほども言ったようにハイセットが上がった時の得点のとり方なども意識しながら、常に得点を狙っていけるようにしないといけないなと個人的にはすごく思いました。

セッターは今3人いますが、例えば籾井(あき)は高さがあるので、フロントでもツーアタックが打てるようなパスの返球をしていくとか、田代(佳奈美)選手は速いコンビが組めるので、1本目のパスはもちろん意識しますが、バックアタックも常に速いテンポで入っていくとか、攻撃枚数を減らさないとか、そういうところを意識して、それぞれのセッターの強みをチーム全員で活かせるようにやっていけたらいいなと思います。

――先ほどもおっしゃっていたように、籾井選手は高さのあるセッターですが、一緒にやっていて、こういう点を生かしていけたら世界と戦えるとか、考えていることがありましたら、教えてください。

古賀:コンビの部分では、正直詰めるべきところがまだまだたくさんあると思います。高さがあるので先ほども言いましたように、1本目のパスを意識しただけでツーアタックを決められる確率が他の選手よりも上がると思うので、そこをみんなで活かせるように、チーム全員がそれを理解して、やっていかなければと思います。また、籾井はバックアタックの使い方がとても上手だと感じるので、常に私もバックアタックの意識を忘れずに、選択肢に入れるようにしていくと、得点チャンスも増えますし、セッターの強みも出せるのではないかと思っています。

――先ほどから「チームのために」という言葉が多く聞かれますが、代表デビューした頃はまだ個人のことが優先だったのではないかと思います。チームのためにと考えるようになったきっかけなどがありましたら、教えてください。また、中国戦はとても落ち着いて見えましたが、メンタリティの部分で心がけていることがあれば、併せてお願いします。

古賀:チームのことを一番に考えているというか、自分のプレーで例えばスパイクでしっかり点数がとれたら、それがチームのためになるし、スパイクを打ってなくても、例えば対角の選手がハイセットを打っている時は「ここが空いてる」とか、ボールが動いている時に声をかけることができるようになれば、もっと楽に他の選手も決められるという実感があります。チームのために動くことはもちろんそうですが、それよりもまずは自分のプレーに集中している部分が正直あるので、「チームのため」というのは、そこまで考えていないですね。自分がするべきことをしっかりやれば、それがチームのためになると思っているので、まずは自分のプレーに集中してやっていけたらいいなと思っています。

失点しても自分がすべきことをシンプルに考えるようにしていて、直接失点したり、連続失点が続いている時に、「私が今しなければならないのは、サーブレシーブをしっかり返すことだ」とか、そういった一つのことに集中するように意識しているので、そこが慌てずにできている要因かなと思っています。

――5年前に悔しい思いをして以降、12人に入るために古賀選手はどういう思いを懸けてきたのか聞かせてください。

古賀:いろんな経験をさせていただいたので、それを出し切れるようにというのが今一番強いです。悔しい思いもたくさんしてきましたが、そういう経験も含めて、すべて今の自分につながっていると思うので、積み上げてきたものをしっかり出し切るようにしていきたいです。

――ネーションズリーグに向けての意気込みをお願いします。

古賀:1か月間くらい続く大会ですが、試合の中でチームとしても個人としても、課題も絶対出てくるだろうし、よかったところも絶対出てくると思うので、そういうところをしっかり積み上げて、チームとしてオフェンスもディフェンスも連係がとれるようにして、コートの中での約束事をどんどん作っていけるようにしていきたいです。個人としても、まずはサーブレシーブとオフェンスの部分で存在感を出していけるように、また、怪我をしないようにしていきたいなと思っています。


写真:火野千鶴

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