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コラム

2021-08-05 11:20 追加

河野裕輔のエール!第7稿 冒険の終わりと未来へ残した龍神の爪痕

全日本代表 男子

◆総括して
これで龍神NIPPONの冒険は「一旦」終わることになる。

ブラジルを相手にして、すべてのセットで20点以降の戦い。スパイクも、ブロックも、サーブも通用した。ディグも拾えていた。レセプションに至っては被エース0本。龍神NIPPONは素晴らしい成長を見せてくれたといっていいだろう。今回のオリンピックでは29年ぶりの勝利、決勝トーナメント進出という素晴らしい冒険だった。この冒険の続きを見るためには、もう一段階進化した龍神になる必要があるようだ。技術しかり、戦術しかりだ。

ただしそれは以前のような夢物語ではない。十分到達可能な「目標」なのだ。
十分やれるという実績も残してくれたし、次の進化をするために必要なヒントも提示してくれた。今からの龍神NIPPONだけじゃない、Vリーグや大学、高校カテゴリまですべてのカテゴリに対して、今回の龍神NIPPONの戦い方は良いお手本になるのではないだろうか。

今後は日本バレー界全体が進化していく時間だ。選手も、指導者も今後の日本代表チームで必要なスキルを求められていくのだろう。「教科書」が変わった今、「学び手」も変わらなければならない。

今回の龍神達が開いてくれた新しい扉を、もう閉ざすことの無いように。

◆最後に


代表引退を表明された清水邦広選手に対しお疲れ様!とありがとう!を。

オリンピック開催にあたり、各国選手・スタッフの皆様、関係者各位に深い敬意と感謝を。

文責:河野裕輔
写真:FIVB

※プロフィール 河野 裕輔(かわの ゆうすけ) 1975年8月1日生まれ ポジション OP.OH 古河4ますらおクラブ-古河2中-足利工大附高(現足利大附高)-中央大学-JTサンダーズ(現JTサンダーズ広島) 現在社業の傍ら、V.TVにて解説者、オーカバレーボールスクール埼玉校にてコーチ業を勉強中。

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