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会見・コメント

2021-09-17 10:09 追加

中垣内祐一監督「ブロックの差が大きかった。序盤からサーブミスが多く、自分たちのペースで試合が進まなかった」 アジア選手権中国戦会見コメント

中垣内祐一監督 アジア選手権中国戦会見コメント

全日本代表 男子

 9月16日に千葉ポートアリーナで行われた第21回アジア男子バレーボール選手権大会順位決定予備戦第1戦・中国戦の記者会見から中垣内祐一監督のコメントをお届けする。

 日本 1(19-25、29-27、21-25、19-25)3 中国

完敗でした。我々のスタートがよくなかったというのもあるかもしれませんが、中国はプレーがアグレッシブでした。 5 月に(東京オリンピックの)テストマッチをした時より、サーブもディフェンスもブロックもかなりよくなっている印象を受け、新しい監督、スタッフの下で強化されていると感じました。

日本のブロックが 1本だったのに対して、中国は17本ありました。相当ブロックの差が大きかったです。中国のブロックは穴が少なく、非常に前に出てくる、よく相手を見ていると感じました。ディフェンスに関しても、以前は床に落ちる時に目で追うような、単調、淡白なものが多かったですが、今回は身を挺してボールに突っ込んで繋げるシーンが多かったように思います。

それでも競った時には中国もミスを出してくれるのですが、取ったセット以外は競るところまで行けず、終始中国ペースで試合が進み、のびのびプレーさせてしまったところに今日我々が完敗した理由があるかと思います。
今日はサーブが鍵で、いいサーブがどんどん22番の選手に入っていけば、十分チャンスがあると思っていましたが、1セット目は序盤からサーブミスでスタートしましたので、自分たちのペースで試合が進んでいかなかったと感じています。

――相手の15番の選手のサーブにかなり苦しんでいましたが、第2セットも第4セットもいずれも高梨(健太)選手が真ん中にくるサーブレシーブのS2のローテーションのところで連続得点されていました。中国は1度もローテを回していなかったので、予想できたように思いますが、対策は考えていたのでしょうか?

中垣内:15番に対するサーブのマッチアップは考えなかったと思います。そのローテーションに限らず、どこでも攻められていたのではないでしょうか。高梨だけでなく、石川(祐希)やほかのところでもサーブで崩されていますので。今日は中国(が好調)の日だったのではないでしょうか。

――被ブロックが多かったですが、セッターの交代などを含めて、打開策はなかったのでしょうか?

中垣内:現時点で藤井(直伸)と大宅(真樹)の差が若干あると考えていましたので、結果論ですが、そういう選択肢もあったのかもしれませんが…。交代することで逆に単調なバレーボールになってしまう可能性もあり、難しかったかなと思います。

――サーブについて、22番の選手をターゲットにしていたということですが、それがうまくいかなかった時に修正はできなかったのでしょうか? また、次戦以降、サーブはどのようにしていきたいと考えていますか?

中垣内:いい時もあれば悪い時もあるのがバレーボールですから、今日サーブが入らなかったといっても、次の日にまた入らないわけではないと思います。一方で今日、サーブを入れなければならないという時に入らなかったのも事実です。1セット目からサーブミスが連続するスタートでしたので、試合の入り方にも問題があり、準備の差があったのかもしれないですね。22番に対しては、オフェンスでもディフェンスでも押されていたのに、サーブでなかなかイニシアティブをとっていけなかった。そこまで余裕がなかったように思います。

当然のことながら、22番に打ってもカバーが入り、それでもそこに打とうとしてアウトというケースも出てきますので、何が何でも22番に打つということではないと思います。むしろ途中から入ってきたリベロに打って攻めるという指示も出ていましたし、22番にだけこだわるということは決してなかったと思います。それよりもいいサーブが入らなかった。そういう日でした。

――高橋(藍)選手と高梨選手の起用について、どのように考えていましたか?

中垣内:当然ながら、高橋がそのままやってくれればいちばんよかったのですが、崩されましたし、ブロックもいっぱいされました。思ったほどスパイク決定が望めなかったということで、高梨を入れて、前衛でのスパイクとブロックに期待をしました。一方で、サーブレシーブをしてほしい時には高橋を入れました。

写真:黒羽白

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