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会見・コメント

2022-02-25 08:01 追加

日立Astemo・渡邊彩「目指すのはパリ。チームでは1球1球にコミュニケーションを」、姫路・長野有紗「キャプテンは貞包里穂しかいない。背中を見せるプレーヤーです」 V1女子会見

V1リーグ 女子

■日立Astemoリヴァーレ

●渡邊彩選手(ミドルブロッカー)

昨日フルセットで勝ってはいたんですけど、ちょっと課題も残る試合でした。今日はしっかり気持ちを引き締めて、姫路さんの対策をして挑みました。挑んだんですけど…第2セットは自分たちの良い時と悪い時の差の波がやっぱり激しいなって。ずっと課題ではあるんですけど、3レグも始まっていますし、残り少ない試合の中でどうやって修正していくか。そこを練習しないといけないなと思う2日間でした。小さいミスが命取りになってくると思うので、そういうところの意識を練習から上げていきたいなと思います

●上坂瑠子選手(アウトサイドヒッター)

今日の試合はサーブとブロックがしっかり機能して、良い流れで持っていけたと思います。でも、やっぱり自分たちサイドアタッカー陣のミスから連続失点になってしまって。サーブレシーブが崩れてしまう場面が多々ありました。私たちの課題でもあるし、自分自身もしっかり克服しないと。3レグで勝っていくためには、それが必要だと思います。しっかり練習して来週にまたつなげていきたいと思います。

●小池杏菜選手(リベロ)

2日目が勝てない。どっちか1日しか勝てない。今までの自分たちにはそういう力の差があったんですけど、今日はまず勝ち切れたので、そこは良かったと思います。リードした時でも自分たちのミスが始まってしまって勝ち切れないということが練習の中でも出ています。そこは自分たちの弱さだと思うので、ミスが起こっても1回で切れるように。練習から意識して次に繋げるようにしていきたいと思います。

ーーホームで東レに勝利した試合(1月22日、日立市池の川さくらアリーナ)では長らく抱えていたチームの課題をクリアしたように思えました。翌日は東レの逆襲に遭いましたが、あの試合以降、チームがレベルアップした感触はありますか?

渡邊:あの試合はサイド陣が頑張って点数が取れた試合だったと思っています。いつも大事な場面で自分達から失点してしまうのですが…。自失点が多い。1セットで24点くらいミスする時もあるし、そこがやっぱり今でも課題ではあるんですけども。

日頃から試合をイメージして練習できるかどうかかなと思います。自分を含めて普段の練習の時から1球1球に対して、もう少しコミュニケーションを取り合っていかなければと思います。今のはどうだったとか、細かいチェックが必要なんじゃないかな、と。ちょっと押されると点数をとり急いでしまったりとか、自分たちの方から先にミスを出してしまう。そのミスが連続で続いちゃったりとか。もったいないミスが多い。そこをいかに1回で切ったり、我慢する時間帯でキープできるかというところですね。精神的なアプローチをもっと自分も工夫する必要があるなと思いました。プレッシャーの中で点数を取る練習をしていかないといけないなっていうのは感じています。

ーーそういう部分がまだまだ? 向上が見えている?

渡邊:着実に、サイドの選手が最後に決め切る力、思い切り打っていく力というのは良くなっていると思います。ただ要所で、今日も何本か連続でスパイクをミスしてしまった場面もありましたし。そこはスパイカーだけじゃなくて、そのフォローがどうだったのかなという課題もあります。振り返るとフォローできたものがたくさんあったし、ファーストボールをセッターが上げやすいように持っていく質はどうだったのかなって考えると…やっぱり全体がバタバタする展開も多かったと思います。フリーボール、返せるボールの対応とか、そういう簡単なことをいかにできるかっていうところが今後はすごく大事になってくると思います。

ーー渡邊選手、個人の目標についてもお聞きしたいです。Vリーグ栄誉賞となる230試合出場も達成されました。今後はどこを目指しますか?

渡邊:パリを目指しています。でも、そのためにまずこの日立Astemoで1試合1試合、11日やっていくことが大事だと思います。チームで求められること、自分の役割があります。それをどんな時でも、調子が良くても悪くても、やっていきたいっていう気持ちを常に持っています。

ーー代表監督も変わりました。アピールしたいポイントは?

渡邊:身長はそんなに高くないですが、ハードワークできる能力だったり、どんなセットにでも対応できるということですね。そこは自分の武器だと思うので、そういう幅の広いプレーでアピールできたらと思います。

ーー上坂選手にもお聞きしたいです。代表への意欲は?

上坂:1年目から試合に出していただいて。その間、長内(美和子)選手だったり入澤まい選手が代表に行ってるのを見てきました。でも、自分は代表の合宿に呼ばれてもいないので…そこは目標として頑張っているんですけど、今の自分の実力だったらまだ全然ダメだと思います。リーグの中で少しずつ成長していけるように、もっとミスの少ないスパイカーになって、守備とかそういう部分も強化しないといけないと思っています。

ーー今日は注目のプレーがありました。第2セットで自分に上がってきたボールを打たずにタップハンナ選手へのパスに切り替えましたね。

上坂:フェイクセットですね。目の前にブロックが2枚見えたので、そのまま打ったらもう絶対シャットを食らうなって思って、ハンナに託しました。

ーー普段から練習しているプレーですか?

上坂:夏場に1本で打ち切ったり、切り返しを練習してきました。それが活きた感じです。

ーー今日、攻撃の面で工夫した点などは?

上坂:姫路さんは守備がすごく良いです。打っても打っても決まらない場面がありました。動いて攻撃してブロックを分散させることを意識してやりましたが、今日はミドルが決まっていて、サイドのブロックが手薄になっていたところがありました。そこで決め切れたと思います。今日の試合はミドルの2人にすごく感謝しています。

ーー小池選手に。スタメンで出る試合が増えています。今の調子は?

小池:調子は良くもなく悪くもなく(一同笑)。私の課題はサーブレシーブなのですけど、今日も前後で崩されるところがあったり、フロントのケアとか、もうちょっと練習の中で対策していかないといけないなって感じています。

ーー試合を通して出ることで意欲が強まったりする部分も?

小池:コートに入ると自分の中にも活気が生まれるし、勝ちたいっていう気持ちは強くあります。

ーー今日のディフェンスで注力した点は?

小池:試合が3週間空いた時にチームはブロックを強化してきました。昨日今日とブロックがすごく良かったです。ブロックが良いので相手のこともはっきり見えて、バック線のディグとか、私の入るディグとか、そこの関係がしっかりできていたという収穫がありました 

上坂:相手のライトに対して、オポジットの田中咲希さんだったり、ミドルのワンレグだったりですけど、ライトに対しては杏菜さんがストレートに入って声掛けしてくれる分、私も対応がとりやすくて。レフトへのディフェンスも、私がフロントレフトで下がれないところを杏菜さんがカバーに入ってくれました。長いコースもしっかり反応してくれて、すごく助かりました。

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