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2022-05-06 18:24 追加

アメリカ女子バレープロリーグ、キャプテンのリーダーシップを支えるファシリテイター ジョー 現役を退いたシェイラの談話など

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アメリカ女子プロリーグAthletes Unlimited(アスリーツ・アンリミテッド、以下AU)とは、44人の選手が4チームに分かれ(選手の出場機会を増やすため、1チーム11人制)、毎週チームメンバーを組み替えて戦う。チームの優勝ではなく個人スタッツやチームの勝ち点を得点化して、5週間の合計点を個人で競っていく2021年に新設されたリーグだ。第2シーズンの5週間の戦いを終え、表彰選手が発表された。(リーグの詳しい内容は、バレーボールマガジンのコラム欄2021年2月26日、3月17日、4月20日2022年3月7日をご覧ください。アメリカ女子バレーで検索可)

■2022年のチャンピオン(個人獲得ポイント最上位選手)は

左から1位デ・ラ・クルス、2位V‐アンダーソン、3位ドリュース、4位リッチマン、スポーツマンシップ賞サントス、ディフェンス賞ヘンツ。 撮影:Athletes Unlimited/Jade Hewitt

2022年の上位4選手の表彰は、チャンピオンがOHベタニア・デ・ラ・クルス(4652ポイント)、2位Sナターリア・V‐アンダーソン(3337ポイント)、3位OHダニ・ドリュース(3308ポイント)、4位OHカシディ・リッチマン(3279ポイント)となった。GEICOディフェンス賞はLモーガン・ヘンツ、スポーツマンシップ賞はSレイ・サントスが受賞した。
1位のベテランのデ・ラ・クルスと大学からプロの世界へ初挑戦の3位ダニ・ドリュースは、第1週から抜きんでたポイントを獲得した。特にデ・ラ・クルスは今シーズン、スパイク233本、サービスエース18本、ディグ168本と攻守に活躍を見せ、昨シーズンの様々な記録を塗り替えた。今年は息子が同伴しており、選手を選ぶドラフト会議でデ・ラ・クルスの隣りに座って一緒に参加したり、彼の前でプレーすることが、大きなモチベーションになったようだ。2位のV‐アンダーソンはセッターながらディグでどんどんボールをつないでくる。4位の元アメリカ代表のリッチマンの堅実な守備、ディフェンス賞のヘンツのコートカバーの広い守備もYouTubeにフルゲーム、ハイライトと動画があるので、ぜひ見て頂きたい。
今年からは、7名のドリームチームも発表された。OHベタニア・デ・ラ・クルス、ダニ・ドリュース、OPシェイラ・カストロ、MBモリー・マッケージ、ジェンナ・ローゼントール、Sナターリア・V‐アンダーソン、Lモーガン・ヘンツが選ばれた。

■アジアからは3選手

堅実なレシーブを見せたマウー(中央)とリッチマン(左後方)。 撮影:Athletes Unlimited/Jade Hewitt

昨年はゼロだったアジアからの参戦が、今年は3名いた。タイのSヌットサラ・トムコム、中国のMBエリ・シュー、フィリピンのOHカレイ・マウーだ。第3、4週は3人が、シェイラ・カストロがキャプテンのチームで一緒になり、初顔合わせとは思えぬ息のあったプレーを披露した。第15試合では、3セット目が39-37と大接戦になった。「今日のシェイラは誰も止められない。それなら私はレシーブに徹し、彼女につなげよう。サーブも全部私に来いという気持ちでやりました」と、マウーはチームの勝利のために必要な事を的確に判断し、自分の役割を担った。

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