2023-02-01 15:43 追加
大分三好 久保田雅人主将「地元宮崎でプレーできるのは嬉しい。恩返しの場」伊藤 洸貴「ブロックをふろうとして自分のリズムが崩れてしまった」会見
大分三好会見
SV男子
バレーボールV.LEAGUE DIVISION1MEN 宮崎県高千穂武道館で1月28日に行われた大分三好ヴァイセアドラー対パナソニックパンサーズの試合後記者会見をお届けする。大分三好のホームゲームとして行われた宮崎大会。キャプテンの久保田雅人選手は宮崎県出身で、選手入場のときに宮崎県出身の選手として会場の観客に挨拶するシーンもあった。
試合は3-0でパナソニックの勝利。2セット目は大分がリードする場面もあったが中盤で逆転され、そのままの流れとなった。
■大分三好ヴァイセアドラー
○久保田雅人主将(リベロ)
パナソニックさんのトータルディフェンスでうちの攻撃が通らなかった。ブロックのワンタッチ取られてディグであげられて、決めたいときに決められず、あっちが拾ったボールを2段トスで決めてきてやられた。
自分らも耐えてきたんですけど、パナソニックさんのサーブが攻めてきたときに処理しきれずにやられたのが反省点です。
○伊藤 洸貴(セッター)
堅いディフェンスの中で、自分がブロックをふろうとして自分のリズムが崩れてしまって、スパイカーが打ちきれない悪循環になってしまった。そこでスパイカーが決めていかないと試合には勝てないので、どれだけスパイカーに気持ちよくというか、いろんな選択肢を持つトスを意識してあげていかないと感じました。
――地元宮崎で試合があるのは珍しいことですよね。お知り合いの方なども応援に来られたと思いますが、そういった場所でプレーできたことについて。
久保田:地元宮崎でプレーできることは自分にとって素晴らしく嬉しいことです。プレーをすることによって自分と関わった人たちへの恩返しの場でもあります。
あとは小さいこどもたち、自分も小さい頃Vリーグを見てかっこいいなと思って目指してきたので、そういう小さい子どもたちに少しでもVリーガーを目指してもらえるようなプレーをしようと思ってきました。
――伊藤さんに。今日結構終盤Cクイックなど真ん中を使われていましたが、自分の中で組み立てを変えようと意識されたのか。
伊藤:ベンチからもっと真ん中を増やすほうがいいという指示がありましたし、自分の中で今日の最後のトスは安定してなかったので、真ん中からせめて行って相手のブロックシステムを崩せたらいいなと思って使いました。
――両選手に。今日モゲニ選手の決定率が上がらなかったが。
伊藤:前半戦かなり高い決定率を残して、終盤対策される。相手の対策が上回ってあげられていた。基本2枚きてしまうケースが多かったので、それも含めて終盤ミドルを使いながら
ブロックをちらしてモゲニに打たせたかったんですけど、どうしてもキャッチが崩れてしまうとモゲニだよりになってしまいました。
――明日は崩れてもクイックパイプをつかっていきたいか。
伊藤:内緒ですね(笑) 明日見てからのお楽しみということで。また明日の組み立てを考えられたらいいですね。
――久保田選手に。今日ブロックとディグの関係は。
久保田:データでいろいろ自分たちで組み立てたなかで、パナソニックさんのスパイカー陣が上回ってきて、チームディフェンスが機能しなかったので、自分勝手じゃないですけど、そういうのをなくして、とれるところとれないところを見極めながら、トータルディフェンスで挑みたい。
――今日1試合やってみてつかんだ収穫は。
伊藤:相手のブロックが高い中で、その高さにビビってた部分があったんですけど、それでも終盤積極的に真ん中が通ったのがよかった。明日クイックパイプを使いながらサイドを使っていくか。どれだけレセプション陣が相手の強いサーブをネットに持ってきてくれるか。
久保田:パナソニックさんがディフェンスがすごくよかったので、真似するところは真似して、明日もそうですし、来週以降にもいかしたい。自分たちの引き出しをもつこと。そこは収穫。
○ポール監督
苦しい試合だった。本当に最初から最後までパナソニックさんにうまくコントロールされた。サーブから。特にブレイク。向こうのブロック・ディグが強かった。リベロもふくめて全員のつなぎがよかった。逆にうちもそんなダイレクトミスはなかった。向こうのパフォーマンスが良かった。うちのスパイカーも良かったけど相手のディグとカウンターにやられた。うちは弱かった。うちも自分たちのプレー、スタイルを最初からできなかった。
――パナソニックに対して一番警戒していたところは。
ポール:ブロックですね。パナソニックのブロックは組織的。3枚のシチュエーションで誰もサボらない。ブロックと後ろのコネクションがよかった。相手の強いエリア。ブロックが強かった。
――今日三好の選手たちに足りなかったところは。
ポール:最後のポイントゲットが少し足りなかった。いいサーブしていいトスしても、相手にいいタッチをとられるか、ブロックシャットになった。
明日に向けてうまくうちのコンビネーションで行きたい。
――3セット目いろいろメンバーなどを変えたと思うんですが。試合中にデータを見て変更したのか。
ポール:特に小野選手が入ってパイプがなかったのが、そこは少し楽になった。パイプ入って、両サイドが少し楽になった。今日はミドルの点数が足りなかった。川口選手が入ったらそこもよくなった。
――明日に向けて得られたもの。
ポール:もう一回うちのサーブレシーブをキープして、トスワーク、サイドアウトをとりたい。パナソニックみたいに諦めない力をもっともっといきたい。
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