全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>日立Astemo・德本歩未香「初めてのVの試合。高校生とは違う速さや高さを肌で実感した」、NEC・島村春世「これが完成形ではなく、まだまだコンディションを上げられると感じている」 V1女子会見

会見・コメント

2023-02-24 20:07 追加

日立Astemo・德本歩未香「初めてのVの試合。高校生とは違う速さや高さを肌で実感した」、NEC・島村春世「これが完成形ではなく、まだまだコンディションを上げられると感じている」 V1女子会見

V1リーグ 女子

●金子隆行監督

サーブで高いクオリティを出せたのが良かったと思っています。そこに尽きるかなというところと、サーブを活かすためのサイドアウトのリズムが非常に良かったので、これも明日また継続していけるようにしっかり準備していきたいなと思います。

――日立Astemoとは試合の感覚が短く、岡山戦を挟んでいますが、相手は1週空いているので、ほぼ3連戦みたいな形でした。いろいろ事情があった中ではありましたが、連敗している相手ということで、今日に向けてどういうところを気をつけようと考えて臨んだのかを教えてください。

金子:日立さんは苦しい状況でも打ち切れる、オフェンス力の高いチームだということはわかっていたので、そこに対してオフェンスの部分で決定打を出させないようにするということは、高い意識を持って選手たちは取り組んできました。ただ、 やはり相手がどうのこうのというよりは、自分たちがどれだけリズムよくバレーをするかというところ、先週の岡山戦でもリズムよくバレーができていたので、そこを大事にしていこうという話をしました。
選手たちがしっかりサイドアウトのリズムを回してくれたのが、結果的に良かったのではないかと思います。日立さんのオフェンス力を意識するよりは、自チームのオフェンス力をどれだけ発揮できるかというところに集中してやりました。

――オフェンス面では島村選手が今日も数字も良かったですし、印象に残るプレーをされていたと思いますが、ここのところの島村選手の調子についてはどのように感じていますか?

金子:先週の岡山戦、特に2日目ぐらいから、島村らしい状態にはなってきたかなと思います。彼女は世界選手権が終わってから、コンディションの部分で戻してくるのも難しかったと思いますが、そういったところで、またミドルで島村みたいなベテランの経験値ある選手が状態が上がってきてるというのは、チームとしては非常に大きなポイントかなとは思っています。

――バックアタックについて。古賀選手が4打数すべて決めていますが、逆に他の選手の打数が少ないのではないかと感じます。この辺りについて何か感じるところがありましたら教えてください。

金子:もう少しバックアタックの本数を増やしていきたいというところはあるんですけど、特に今日の後半の場合は、ラリー中のバックアタックの存在は高かったと思うので、それはそういう動きをしてくれるアウトサイドがいるからこそではないかと。チームとしても、 古谷(ちなみ)にしても、バックアタックが打てるので、もう少し本数を増やしていきたいかなと感じています。ただ、古賀のバックアタックが増えるのは、フロント2枚のところが結構多いので、そこで枚数をどうしてもかけたいってところでチョイスする場面はあると思います。逆に言うと古谷の時は前衛が3枚いるので、セッター塚田(しおり)のいろんなバリエーションを考えた上での選択だと思います。引き続きバックアタックも、こだわりながらやっていきたいのは変わらないので、その辺は取り組んでいきたいなと思っています。

――先々週の日立Astemo戦で内定の原嶋陸夢選手がデビューしました。チームがイレギュラーな状況はありましたが、評価を教えてください。また、今回はチーム事情からミドルでの起用となりましたが、オポジットもできるということで、将来的にはどのように育てていきたいと考えているかも教えていただけますでしょうか。

金子:本人は非常にブロックに対して高い意識を持っている選手ですので、ミドルも面白いかなとは思ってるんですけど、僕的にはオポジットも視野に入れつつ、まだまだ内定選手ですので、今後の方向性は、本人とも話し合いながらやっていきたいなとは思っています。
非常にバレーセンスの高い選手が加わってくれたので、今後、その先の日本代表というところもしっかり視野に入れながら育てていけたらと思っています。
ポジションの部分は両方できるのはいいことかもしれないですけど、逆に言うと本人とっては相当しんどいこと。二刀流のような形にはしたくないかなと思うので、ゆくゆくはどちらかのポジションに絞っていきたい。ただ、現時点ではミドルは本人がずっとやってきたポジションなので、そこでの起用を考えています。

写真:堀江丈

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック