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会見・コメント

2023-03-03 11:49 追加

東レ・越谷章監督「石川真佑は普通にすごい。古賀紗理那選手と石川が飛び抜けている。それは認めています」、NEC・金子隆行監督「両選手には勝利への高いマインドがある」 V1女子会見

V1リーグ 女子

●金子隆行監督

第1セットはオフェンス面に関してもグットな入りができていたなと思っています。第2セット以降、相手が対応してくる中で、こちらの対応力でちょっとばらつきがあったのかな、と。オフェンスが機能している時というのはブロックディフェンスのリズムもいいんですけど、オフェンスで苦しんでいるときにどれだけブロックディフェンスで耐えていけるかというところが今後の課題かなと感じた試合でした。

ーー第2セットから展開が変わりました。特にやられたと感じるポイントとは?

金子:序盤、相手オフェンスの数字として石川選手は結構高い状態ではありましたが、その代わり、ヤナ選手の数字を低く抑えることができていました。両レフトをいかに機能させないか。両方を抑えるのは厳しい部分があるので、どちらか一人でも潰せていけたらと思いました。そういった面で序盤はヤナ選手を抑えられていたのですが、こっちのファーストボールサイドアウトを効率よく回せなかったところで、後半はヤナ選手の数字も上がってくる状況になってしまった。
相手が何かしてきたというよりは、こっちが自滅するような形ですね。セッターだったらオフェンスのチョイスで本当にそこがベストだったかといえば、そうではないシチュエーションもあったと思います。コートに入っているメンバーがどう試合を作っていけるか。誰かに頼るんじゃなくて全員がオフェンスのリズムだったり、ブロックディフェンスのリズムを作っていく。流れを読む力がもっと必要かなと思いました。

ーー途中投入の山田二千華選手に期待したことは?

金子:一番期待したのはブロックの高さです。代わった上野香織が悪かったというわけではないです。ブロッカーとして山田が一枚いるだけでも相手に与える恐怖心があると思うので、そこに期待しました。

ーー古賀選手が日本人の中で抜けた存在にある中、石川選手もまた一つ抜けた存在、その領域に来ているのかなと感じました。

金子:石川選手本人と話したことはありませんが、バレーボールに対して真摯に向き合っている感じが伝わってきます。たぶん自分のベストのパフォーマンスを出すためにしっかり準備している選手なのかなと思います。チームの勝利に対して高いマインドを持っている。

うちの古賀もそのマインドが高い選手です。古賀、石川両選手が勝利に対する高いマインドを持っていることは日本のバレー界にとって、とても良いことなのかなと思っています。
東レさんには得点源としてヤナ・クラン選手もいますけれども、僕の中ではセッターの関選手だったり、石川選手が上手く回している、そういう印象を持っています。

ーー最近、井上琴絵選手をリリーフサーブから投入していますね。

金子:彼女は経験値が非常にあります。チームに落ち着きをもたらしてくれるという期待で今回はサーブから後ろ3つのローテーションで起用しました。これからシビアな戦いが続く中で落ち着いて戦っていくことが必要です。彼女の経験値はチームにとって大きなものになると思います。

撮影 堀江丈

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