2023-03-26 09:13 追加
ファイナル3は群馬銀行が勝利。道下ひなの「意見もあったが全員バレーで結果を出したい」、齋藤真由美監督「白岩蘭奈には華がある。彼女の勝つ力を活かしたい」 V2女子
V女子
以下は群馬銀行の試合後会見コメントをお届けする。
ルートインホテルズブリリアントアリーズ 1(25-20、18-25、18-25、10-25)3 群馬銀行グリーンウイングス
(ルートインは別途掲載の予定)
■群馬銀行グリーンウイングス
●松尾奈津子主将(セッター)
ファイナル3の前、レギュラーラウンド3試合を悔しい形で落としていました。アップから試合の入りへ至る細かなところまでを見つめ直してやってきました。その成果が出せて良かったと思います。
●道下ひなの選手(ミドルブロッカー)
レギュラーラウンドを良い形で終わることができませんでした。たくさんの方から「全員バレー」について意見をいただきました。
齋藤監督のもと、全員バレーを貫き通して結果を出すことが一番の恩返しになると選手は思っています。今回の試合はいつも試合に出ている伊藤寿奈が帯同できなかったのですが、今こそ全員の力が試される時だと感じていました。今日はそれを体現できたのでほっとしています。
●田中瑠奈選手(アウトサイドヒッター)
直近3試合を負け続けていたので、苦しい時期でした。その悔しさを全員が糧にして今日の勝利につなげられました。この勝利はアランマーレ戦にも繋がると思います。今日の1戦はすごく大きな試合だったので本当に良かったです。
●ハンタヴァ・エヴァンゲリア選手(オポジット/アウトサイドヒッター 以下エヴァ)
今日の結果には非常に満足しています。ここ1か月ほどは大変な時期が続いたのですが、チームとして良い準備をしてきましたので、このような結果を得られて、とても嬉しく思います。
ーー松尾主将に。群馬銀行のリーグ3連敗は近年まれのことだと思います。それだけに苦しい状況だったと推察しますが、チーム内ではどのような話が出ていましたか?
松尾:アップの部分だったり、試合前の過ごし方だったりとかそういうところも考え直そうと。
今年のチームの良さである「サーブ&ブロック」をもう1回自分たちで見つめ直したりとか、バレーのことからバレー以外の部分まで細かく話をしてきました。
ルートインさんの一人ひとりの癖や特徴について全員でディスカッションしたり、普段以上にバレーボールに費やす時間を増やして今日に賭けてやってきました。
ーー2月末にリーグ戦でルートインに敗れたときの敗因は?
松尾:今日よりミスも多かったと思いますし、自分の組み立てとのところでも課題があったと思います。攻撃の部分で同じコースに打ってしまったりとか。どこか一体感にも欠けていたかな、と。
ーーその敗戦から活かせたことは?
松尾:ルートインさんは攻撃力が高いチームです。いかにセッターに仕事をさせないか、ということを考えました。良い形で攻撃に持っていけないところにボールを返すとか、そういうところまで作戦を練ってやりました。
ーー道下選手に。スタメンから入ってどういうプレーでチームに貢献しようと考えた?
道下:スタートから試合に出るのが久しぶりでした。
これまでの試合は流れを変える役割をやってきたのですが、スタートから出るにあたっては相手にとって嫌な存在でありたいと思っていました。
今日の第1セットは厳しくマークされ、決定打が出せませんでした。自分としては良い仕事をできなかったと感じています。相手に対策されていることをしっかり頭に入れてどう決めていくか。そのことを明日はもっと体現できたらと思います。
ーーコメントにあった「全員バレーに対する意見」とは?
道下:アランマーレさん、ルートインさんはメンバー固定で勝ってきているチームです。そこに対抗するには群馬銀行も固定メンバーで安定した強さを求めたらいいんじゃないかといろんな方から言われました。
でも、スタッフも選手もそこは変えないと強く思っています。
熊本さんに負けた後もいろんなメンバーで練習をしてきて最終的に今日のスタートメンバーになりました。
自分たちも今日やるべきことはしっかりわかっていましたし、全員バレーで勝つことにこだわってきた中で、周りの意見に流されずに良かったと思っています。
明日アランマーレさんに勝つことで全員バレーでも安定した強さが出せることを証明したいと思っています。
ーー田中選手に。大事な試合でスタートを任されたことについて。
田中:自分がこのチームを勝たせなければいけないという強い気持ちがありました。第1セットは苦しい場面でトスが上がってくることが多くて、決め切れなかったのが心残りです。自分がチームに貢献するために必要なことをしっかり考えて明日に臨みたいなと思っています。
ーー田中選手の気持ちの出し方を見て、昨シーズン、姫路との入替戦での大活躍を思い出しました。
田中:あの試合が一番楽しかったという思いがあります。今日は絶対に勝たなければという中で、みんなが決めたときに大きく喜んだり、普段はあまりしないんですけどコートを走り回ったり、チームの雰囲気を上げることを考えてやりました。
ーーエヴァ選手に。途中出場となりましたが、どのようにチームに貢献しようと思った? また、スターターでないことに対して驚きなどはありましたか?
エヴァ:このチームのコンセプトとしてどの選手にもプレーする機会がある。そのことをリスペクトしていますし、自分がコートに入った時は全力で自分のプレーをすることに集中しています。
ーー明日に向けてひとこと。
エヴァ:今日の勝利は嬉しいですが、明日に向けてしっかり準備していきたいです。明日勝ってまた喜びたいと思います。
松尾:全員バレーの強さを証明するためには勝つしかないですし、それを証明することが今の目標です。(勝利しましたが)頭を切り替えて、明日に向けて全員で頑張っていきたいと思います。
道下:アランマーレさんは私たちとやることに対して得意意識があるというか「勝てる」という自信をもっていると思います。
(今日の勝利で)リベンジの場を掴むことができました。これまでアランマーレさんから1セットも取れていないという現実を受け止めながら、逆に私たちが3-0で勝つという強い気持ちを持って全員の力を信じて戦いたいと思います。
田中:今日の良い流れに乗っていきたいです。明日はアランマ-レさんに対応する中で苦しい場面も続くと思いますが、全員で楽しくプレーしていきたいと思います。
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