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会見・コメント

2023-09-16 07:00 追加

パリ五輪予選が16日に開幕。日本女子代表・眞鍋政義監督「初戦が大事。立ち上がりから先行したい」、司令塔・関菜々巳「目の前の1戦が大事。何かを見せないということはない」

女子代表 OQT 前日練習コメント

全日本代表 女子

バレーボール日本女子代表が9月15日、FIVBパリ五輪予選ワールドカップバレー2023女子大会の前日練習を公開した。

日本代表(FIVBランキング8位)は16日にペルー(同29位)との初戦を迎える。熱戦の舞台は代々木第一体育館。大会前日の15日はそのコート上で出場メンバー14名が約1時間半に渡って汗を流し、最終調整を行った。
公開された内容はサーブレシーブなど全体メニューの冒頭部。15分程度の限られた時間ではあったが、リラックスした雰囲気と本番に向けた程よい緊張感、その双方が伝わってくる内容だった。

練習終了後には囲み取材が行われ、眞鍋政義監督をはじめ、主将の古賀紗理那、その古賀とダブルエースを形成するアウトサイドヒッター石川真佑、司令塔のセッター関菜々巳が報道陣の質問に答えた。

眞鍋政義監督は
「初戦が大事。ベルギー(ランキング13位)、トルコ(1位)、ブラジル(4位)は強いがまずは明日のペルー戦に集中したい。ペルーは勢いをつけさせると怖い相手。立ち上がりから先行していきたい」
と初戦への思いを語った。

五輪予選と日程の近い第19回アジア競技大会(9月28日開催)にも選出されている田中瑞稀(アウトサイドヒッター・JTマーヴェラス)については
「レシーブが上手く、スパイクにもパワーがある。彼女の思い切りの良さは我々にとって重要だ」

との評価を示し、メンバー最年長となる渡邊彩(ミドルブロッカー・日立Astemoリヴァーレ)については

「彼女は一番ブロックの形が綺麗。スパイク力もあるしミスも少ない」
と最終予選メンバー選出の理由を語った。

チームの鍵を握る司令塔、関菜々巳(東レアローズ)は
「大会終盤に強豪国と当たる組み合わせだが、大会を通じてどのようにトスワークをマネジメントしていくか? 序盤ではあえて見せない組み立てなどもあるのか?」との質問に

「目の前の1戦を勝つことが大事。(だから序盤で)何かを見せない、ということはないと思う。自分としてはトスの偏りが出ないようにしたい。VNLではコンビの精度が課題だったが、徐々に改善され、今は良くなっている」
と静かに、しかし力強い眼差しで語った。

当大会はプールA(中国)、プールB(日本)、プールC(ポーランド)の3会場で開催。各プール2位以上にはパリ五輪の出場権が与えられる。
期間は16日より24日まで。間に2日間の休養日を挟むがほぼ7連戦の激闘となる。過密日程の中、総力戦は必至の状況だ。代表メンバー14名、全員の活躍に期待したい。

撮影 堀江丈

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