2023-10-18 11:41 追加
埼玉上尾・山岸あかね主将「技術には自信を持っています。挑戦する心をもって優勝を狙いたい」 V1女子開幕記者会見
埼玉上尾・V1女子開幕記者会見
SV女子
10月2日に開催された「2023-24 V.LEAGUE 開幕記者会見」、囲み取材より埼玉上尾メディックス・山岸あかね主将のコメントをお届けする。
埼玉上尾メディックス
●山岸あかね主将(リベロ)
――ベテランの山岸選手、もうこういった会見はお手の物では?
山岸:いやいや、そんなことないです。 キャプテンになって4年目なんですけど、その間は記者会見もリモートが多くて…対面形式での開幕記者会見は2回目なんです。
去年は緊張していて。今年は…まあさすがに2回目だしなぁ、と思っていたんですけど、しっかり緊張しました (笑)
――代表合宿などでチームを離れるメンバーも多く、今夏はなかなか全員揃っての練習ができなかったかもしれません。その反面、競争もあって良い状況なのでは?
山岸:本当にそうですね。特に若い選手たちがすごく成長しているというか、得点力だったり全部の面においてレベルアップしていると実感しています。
今シーズンは少しだけメンバーが変わりましたが、若手が活躍できるシーズンになるんじゃないかなと思ってます。
――期待の若手、例えば?
山岸:サンティアゴ(アライジャダフニ)選手がいたのであまり出るチャンスがなかったミドルブロッカー陣。山中宏予選手、権田寛奈選手、鈴木日葵選手。
個々に特徴があって、その部分が伸びているので試合で活躍してくれると思っています。
――それぞれにライバル心なども見える?
山岸:もちろん内に秘めてるものはあると思います。でも、みんな性格的に穏やかというか、特に山中選手、権田選手はちょっとおっとりというか(笑)そんなタイプなので良い関係でやれていると思います。
――黒後愛選手の加入は大きなトピックスですね。
山岸:すごく明るい性格です。周りの子たちとも仲が良くてそれが表に出ていますね。プレーの面でも本当に頼もしい。
まだ若い世代ですが、チームを引っ張ってくれる存在だと思っています。
――すっかり上位に定着してきました。次は優勝というところまで来ていますね。
山岸:去年もファイナルステージに進出して、「行ける」っていう感じはあって。
でもやっぱり「あと一歩」が本当に遠いなっていうのを実感したというか…選手みんながそれを感じています。
技術の面では自信を持って戦えば大丈夫という手応えはありました。足りなかった部分はマインドの面というか。
常勝のチームに負けない強いマインド、挑戦する心、そういうところを持てば十分に強豪チームと戦えると思います。
今シーズン、それをしっかりみんなで意識して戦っていけたらと思ってます。
――いわゆる「勝ちグセ」ですね。
山岸:そうですね。上位チームに勝って自信をつけて、常に勝てるようなチーム作りをしていきたいなと思ってます。
――大久保茂和監督も2年目ですが、新しく打ち出されたことなどは?
山岸:一人ひとりが成長することを意識してやっています。
ですので去年から大幅に変わったことはせずに、今まで持っている力をもっと伸ばそうと取り組んでいます。
――少し話が逸れますが、試合直前の練習で披露してくださるリベロ陣のお手玉はどういう経緯で始まったものなのですか?
山岸:馬場大拓コーチの指導ですね。目線の切り替えや頭を柔らかくするとか、そういうちょっとした切り替えのために練習で「お手玉」を取り入れています。
でも、なんであれを皆さんの前で急に始めたかは覚えていないです(笑)
――でも、試合前の練習メニューとしてあれを見せてもらえないと、もうみんな満足しないですよね。
山岸:確かに。あんなに皆さんが写真を撮ってくださっているとは思ってなかったです(笑)
――誰でも簡単にはできそうもない技ですが、バレーボール選手なら技術的にできるものなのですか?
山岸:いやー最初は私もできなくて。 でも1週間くらい練習していたらなんかできるようになりましたね。
お手玉したままラインの上を歩いたり。
――それはすごい。ぜひ、今年はそれを試合前の練習で見たいですね。
山岸:ははは、忘れてなかったら…やるかもしれません(笑)
――山岸主将の今シーズンの抱負は?
山岸:自分のプレーをするのはもちろんですけど、チームをしっかり支えて若い選手たちや他の一緒にコートに入ってる選手が安心してプレーできるように心がけたいです。
そんな安心感を与えられるプレーヤーになりたいなと思っています。
――ファンに向けて。
山岸:今シーズンは短期決戦。シーズンの最初から強いメディックスを見せられるように頑張ります。応援よろしくお願いします。
撮影 堀江丈
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