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会見・コメント

2024-03-03 10:31 追加

JT・田中瑞稀主将「NECの高い攻撃力、ディフェンス力をどれだけ崩せるかが鍵」、NEC・小島満菜美主将「JTは個々のポテンシャルと組織力がすごい。そこを崩すことが勝機につながる」 V1女子ファイナル前日会見

V1女子ファイナル前日会見

V1リーグ 女子

3月3日に高崎アリーナ(群馬県高崎市)で開催されるバレーボールV1女子ファイナル(決勝戦)に先立ち、前日に行われたJTマーヴェラスとNECレッドロケッツの監督と主将の記者会見コメントをお届けする。

■JTマーヴェラス

●吉原知子監督

いよいよこの日が来たなという感じでワクワクしています。あとはやってきたこと、準備してきたことをしっかり出し切れたらいいかなと思っています。

●田中瑞稀主将

まずは明日のこの舞台に立てることに感謝して、1点1点、しっかり全力でやり切って、全力で喜んで、悔いのない戦いをしたいと思います。よろしくお願いします。

■NECレッドロケッツ

●金子隆行監督

まず、このファイナルの舞台で、ファイナルの優勝を懸けた戦いができることに感謝していきたいです。そして、全てのVリーグのチームが目指した最後のこのトロフィーを獲得するために、我々2チームでしっかりエキサイティングな試合をして、明日は熱い1日にできればいいなと思います。

●小島満菜美主将

この舞台に立てることにまず感謝の気持ちと、この試合を通して、見ている人たちが本当にバレーボールが楽しいと思ってくださるような試合をお互いに展開できたらいいなと思っています。

――両キャプテンに。それぞれ何度も対戦してきて感じる、お互いのチームの良さは?

田中:NECさんはフロアディフェンスもとても強いと思いますし、それぞれのスパイカーの攻撃力もすごく高いと思うので、そこを自分たちがいかに崩せるかというところもそうですし、自分たちもそこに負けないように、粘り強さや攻撃を展開できたらと思っています。

小島:JTさんはまず、個々のポテンシャルがすごく高いと思います。 そして、組織として動く力が高いと思うので、そこを崩していくことが自分たちの勝機につながるのではないかと思っています。

――両キャプテンに。先週のセミファイナルは相手が決まっていない状態での戦いでしたが、今週は相手が決まった状態で、この1週間でどのような準備をしてきたのかを言える範囲で教えてください。

田中 :相手が決まっている中で準備する時間がたくさんあったので、まずは自分たちのバレーの精度を上げること。相手の対策もしつつ、自分たちがしっかりやるべきことをやろうというところを徹底してやってきました。

小島:何度も対戦している相手なので、相手の状況もわかっていたりする部分がお互いにあると思います。そういった意味では相手の対策もそうですけど、それ以上に自分たちの本当にやってきたことを出すための準備を今週1週間やってきました。

――小島主将に。「2連覇は意識しない」という言葉を今までに何度か言われてきましたが、この最終局面でその意識は変化ないのでしょうか?

小島:はい、特に変化はないです。

――両監督に。先ほど吉原監督も「ワクワクしてる」とおっしゃっていましたが、レギュラーラウンドからファイナルステージにかけて、それぞれどのようにチームの成長を感じながらここまで勝ち上がってきたのか、そしていざ明日この日を迎えるにあたっての率直な気持ちを聞かせてください。

吉原:今シーズンは始まった時から「1試合1試合成長していこう」ということを目標に掲げていました。最初は自分たちで修正するとか、 対応をする部分が少し欠けていたように感じていましたが、試合を重ねるごとに課題や修正しなければならない部分を自分たちで見つけられるようになったところは、とても成長を感じています。

そして、明日で終わりではなく、まだまだ成長していかなければならないチームです。明日ももちろんいいパフォーマンス、NECさんは本当に強いので、お互い最高のパフォーマンスをして、見ている方々が熱くなるような試合が展開できたらいいなと思いつつ、まずは自分たちのチームがこのリーグが始まってからここまで成長してきた部分をしっかり出していけたらいいかなと思っています。

金子:リーグを通して、今、フィジカル面は最高レベルに上がってきていて、選手一人ひとりも自分自身がフィジカルには相当な自信を持っている状態にはなっているかなと。そういった部分での自信がチームのスキルアップにつながっていると思うので、その自信を過信にはしないで、しっかり謙虚にまず明日のゲームでぶつけたいなと思います。そして、試合が終わった後に両チームがしっかり、 ラグビーじゃないですけど、ノーサイド精神のように讃え合って、最高な終わりができればと思います。

――両監督に。吉原監督もおっしゃられてましたが、コート内で自分たちで修正していく部分というのがあると思います。一発勝負というところでの難しさもあると思いますが、そういった中で、いつも通りにやっていくことだったりとか、大事になるところなどがありましたら、教えてください。

吉原:難しい質問ですが、1人でやるスポーツではないというところで、誰かが調子よかったり、誰かがちょっと落ちてる時があったりとか、25点取るまでにいろんなストーリーがある中で、どれだけ前を向いて、みんなでしっかり固まって最後まで戦い抜けるかっていうのがひとつのポイントになるのかなとは思っています。

金子:ファイナルは特別な舞台ではありますが、余計なことをせず、いつも通りの準備をできる環境を僕自身がどれだけ作っていけるかが、普段通りの選手の動きにつながるのではないかと。ですから、特別なことはしないで、いつもの1試合という環境をまず作っていきたいなと思います。

 会見後には開催地・高崎の伝統工芸品であるだるまが用意され、両主将が共同作業でだるまの左目に目を入れた。決勝戦後、優勝チームがもう片方の目を入れて、だるまを受け取る予定となっている。

写真:堀江丈

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