イタリアのOPでポイントゲッターのロマノ。同じポジションの西田有志とのサウスポー対決も注目だ（写真：FIVB）

パリ五輪男子バレーボール、グループリーグは全試合を終え、順位、準々決勝の組み合わせが決まった。日本は悲願の初優勝を目指すイタリアと対戦する。

■グループリーグの順位

まずA、B、C各組で1～4位の順位を、勝敗、ポイント数、セット率、得失点率で決める。各組1位3カ国で、全体の1～3位が決まり、次に2位3カ国で4～6位、3位3カ国で7～9位、4位3カ国で10～12位が決まる。この全体の順位で1～8位まで（つまり各組の1、2位と3位のうち上位2チーム）が準々決勝に進む。組み合わせは1位x8位、2位x7位、3位x6位、4位x5位となる。9～12位は敗退となる。

1位 イタリア（B組1位）、2位アメリカ（C組1位）、3位スロベニア（A組1位）、4位フランス（A組2位）、5位ドイツ（C組2位）、6位ポーランド（B組2位）、7位ブラジル（B組3位）、8位日本（C組3位）、9位セルビア（A組3位）、10位カナダ（A組4位）、11位アルゼンチン（C組4位）、12位エジプト（B組4位）

開催国のフランスを破り波に乗るスロベニア。ここまで最多得点のOPシュテルン（写真：FIVB）

■準々決勝組み合わせと開始時刻（日本時間）

①イタリアx日本 8月5日 午後8時
②アメリカxブラジル 8月6日 午前4時
③スロベニアxポーランド 8月5日 午後4時
④フランスxドイツ 8月6日 午前0時
準決勝は①x④、②x③

アップゾーンに詰めかけるファン（写真：FIVB）

■日本と対戦するイタリアのデ・ジョルジ監督とOPロマノのコメント（FIPAVのインタビューより）

●デ・ジョルジ監督：準々決勝に簡単な相手はいません。ですから、誰が来ようとあまり重要ではありません。どのチームもメダルを狙えますし、どの試合も素晴らしく、互いに競り合い、テクニックの優れたものになるでしょう。日本が我々を待ち構えています。守備が固く、組織力もあります。しかし我々もここまでの戦いで、いいチームであることを証明できていると思います。

日本戦にはどんな作戦でいくか、デ・ジョルジ監督（写真：FIVB）

●OPロマノ：準々決勝は日本と対戦します。鉄壁の守備のチームです。ですからしっかり集中して、こちらが崩れないようにしなくてはいけません。一番大事なことは、自分たちの良いバレーを試合を通してすることだと思います。

取材：ブラジル在住 唐木田 真里子

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