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会見・コメント

2024-11-09 10:17 追加

大阪マーヴェラス・田中瑞稀主将「今季のテーマは”ひらめき”。苦しいときに1点が取れる選手でありたい」SV女子

大阪MV 会見コメント

SV女子

11月2日、3日にあいづ総合体育館(福島県)で開催されたバレーボールSVリーグ、デンソーエアリ-ビーズ対大阪マーヴェラスの試合後会見から、2日の大阪マーヴェラスのコメントをお届けする。

11月2日 デンソー 3(25-13、25-16、23-25、25-20)1 大阪

●田中瑞稀主将(アウトサイドヒッター)

アウェーの試合は今季初。試合への入り方に硬さがあったり、準備が少し足りなかったと感じています。
相手のサーブに押される場面が多く、自分たちがやりたい攻撃がなかなかできませんでした。
今までの試合だったら決まるボールもブロックにかかったり相手に拾われて反撃されてしまう。
そういった感じで序盤はなかなかリズムを掴むことが難しかったのですが、第3セットに入ってからは第1、第2セットで相手にやられたことにもしっかり対応ができるようになりました。少しずつ修正はできていたので、自分たちに何が足りなかったのか、もっとできることは何があるのか、振り返っていきたいと思います。

――SVリーグ初年度、長く指揮をとられていた吉原知子監督から酒井大祐新監督に変わりました。
多くの変化がある中で、今シーズンのマーヴェラス、また田中主将自身はどのようなプレーを見せていきたいと思っている?

田中:今までやってきたハードワークだったり粘り強さ、そういったことに加えて、プレー中の「ひらめき」ということを大切にしています。個々がそういったひらめきとか、引き出しを多く持つこと、そういうことを求められています。

もちろん戦術的に決まったことをやることも大切です。でも、プレーヤーそれぞれの瞬時のひらめき、決断というところを今季は特に大事にしていると思っています。

個人としては、まず攻撃。選択肢を多く持ってどんなトスにも対応できるようにしたいですね。チームが苦しいときに1点が取れる選手でありたいと思っています。そこは自分が大事にしているところです。

●目黒優佳選手(リベロ)

デンソーさんは外国籍選手2人が攻撃の軸。高さも決定率もあるのでそこへの準備はしていました。しかし、サーブで攻められて自分たちの気持ちが引けてしまったことや、相手が自分たちに対して闘志を燃やしてくる時間帯がすごく長かったことに押されてしまったと感じました。

私にとっては地元(福島県郡山市出身)開催でしたし、もっと自分たちのバレーボールを、大阪マーヴェラスの良いところを出したかったのですが、それができずに悔しいところではあります。
ただ、替わって入った選手が自分たちの時間を作り出してくれました。そこは大きな収穫だったと思います。
まず試合の入りを修正すること、コミュニケーションが取れていない部分も多く感じたので直していく必要があると思います。
1点1点を積み重ねての25点です。そういったセットを続けていきたいと思いました。

――地元福島での試合の感想は?

私自身(リーグで)福島県で試合をすることが初めてだったので、やっとかという気持ちです。
福島県や東北の開催では、いつも応援に来れない祖父母や友人も試合を見に来ることができます。
震災の影響などでバレーボールから遠くなってしまった子どもたちに競技の良さを感じてもらえる機会にもなりますし、「元気になれる」という声をもらっています。非常に感慨深く思っています。

●蓑輪幸選手(ミドルブロッカー)

シーズン初となるアウェー戦。アウェー戦に向けて調整をしなければならないことが、まだたくさんあるなと感じました。
ただ、私たちの問題だけではなく、シンプルにデンソーさんが素晴らしい活躍をされたと思っています。
特に外国籍の選手たちの奮闘が目覚ましかったと思います。

第1セット、第2セット、私たちはサーブ、コミュニケーション、ブロック、そういったところでエラーがあったので、今後、改善する必要があります。
ただ、その厳しいゲームの中でも、私たちのキャプテンから「諦めてはいけない」と何回も声かけを受けていました。
その成果もあって、第3セットでは、私たちらしさというのを取り戻すことができたと思っています。
もちろんさらに改善の余地はあります。その改善点を活かしていきたいと思っています。

繰り返しになりますが今日はシンプルにデンソーさんが素晴らしい活躍をしたと私たちは思っています。

――昨シーズン素晴らしい成績を残されました。今季日本国籍も取得。今シーズンはチームにどういう貢献をしたい?

蓑輪:ブロック、スパイク。コートの中でのリーダーシップというのも出していきたいと思っています。
私の中では昨シーズンからそんなに何かが大きく変わったというわけではありません。昨季同様に、自分の良いパフォーマンスを出していきたいと思っています。

今日はあまり良いパフォーマンスではなかったかもしれませんが、今後もプレーを通じてチームをリードしていくことができればと思っています。

――試合終了後に、ご主人と抱擁を交わされていたようでしたが。

蓑輪:彼(蓑輪貴幸氏。埼玉上尾メディックス、日本代表などでコーチ)は今、フィリピンでヘッドコーチをしております。遠距離にいますので、毎週、私のゲームを見に来るということはかなわないのですけれども、可能な限り試合に行きたいと頑張ってくれています。
彼の存在がとても私のモチベーションになっています。難しい環境の中で、それでも試合の応援に来てくれる、その努力してくれているということがとても嬉しいです。

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