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会見・コメント

2026-03-02 13:46 追加

仕事とバレーを両立しながらトップを目指す。新リーグへ挑戦・東京サンビームズ森田主将「プロでなくてもバレーができる場所があることは大事」小泉「Vリーガーでなくなってしまうことへの葛藤はあります」 Vリーグ女子

東京サンビームズ 新リーグに向けて

V女子

2月26日、東京サンビームズはJVAが主管する「日本バレーボールリーグ」への参戦を表明した。
プロ化を推進するSVリーグとは異なり、働きながらバレーを続ける社会人リーグである。

この選択について、笛木彰監督は以下のように説明した。

「”バレーボール選手である前に社会人として信頼される人間であること”をチームの理念としてきた私たちには、新リーグこそ目的と合致するリーグでした。
「選手にはリーグが始まる前に説明しました。アマチュアチームとしてトップを目指すと。自分たちがリーダーとして、バレー界に一石を投じようと。そう選手には伝えました」

選手数名にも話を聞いた。

森田英莉主将は働きながら取組むバレーの価値について熱く語った。

「東京サンビームズは仕事をして、そのうえでバレーボールをする、そのことを目的に作られているチームです。
働きながらバレーボールをする。だからこそ、見せることができるチームの良さがあると思っています。

バレーボールに専念できるチームの良さもあるとは思いますが、普通の社会人と同じように仕事をしてバレーボールも頑張ることで得られる共感もあると思っています。

自分たちも決して楽な仕事をしてるわけではありません。

みんながいろんな職場で働いていますが、仕事も頑張りながらバレーもするという生活は簡単ではないですし、社会人の皆さんには両立することの大変さがわかってもらえると思っています。

プロ化が進んでいく流れですが、そうじゃないところでもバレーボールをする機会があることは大事だなと思っています。

バレー人口が増えていってくれたらやっぱり嬉しいですし、自分たちがまた別の方向からバレーボール界を盛り上げていけたらと思っています」

もちろん選手には新リーグへ参加することについて、期待もあるだろうが不安に思う気持ちもあるかもしれない。小泉海藍選手はその気持ちも包み隠さずに、率直に語ってくれた。
小泉選手はチームの中堅。アウトサイドヒッターだが、今季はチーム事情もありミドルブロッカーにも挑戦している。機動力とスパイク力に秀でた攻撃型の選手だ。

「葛藤はあります。自分がVリーガーではなくなってしまうかもしれない。シーズンが終わってみないと自分の気持ちはわからないでしょうし、だから先のことを考えてはいないです。目の前のリーグをまず完走することを自分としては目的にしています」

関沢小雪選手はVリーガーに憧れてこの世界に飛び込んできた。関沢選手は今季、信州ブリリアントアリーズより移籍加入したオポジット。学生時代は無名の存在だったが、前チームで原秀治監督の薫陶を受け、一歩一歩自分のレベルを高めてきた。その目にはリーグの大きな転換はどのように映っているのだろうか。

「私は大学2年生の時からVリーグでバレーすることを目標にしてやってきました。そのために本当に大学生活を頑張ってきましたし、自分の舞台がVリーグでなくなってしまうと思うと少し寂しさも感じます。
今もVを目標にして頑張ってる大学生もいると思います。そういう人たちの夢がなくなってしまうのではないか、と。

でも移籍で東京に来て、職場にいる時間が増えたことで、多くの人とコミュニケーションを取る時間ができたことは大きな変化になりました。バレーも頑張る、仕事も頑張る。そういう気持ちが芽生えたことはこれまでにない経験になりました。

開幕戦を始め、試合に社員の方々が応援に来てくださる。そういったことが新しい活力になっています」

取材:堀江丈
写真:坂本清、堀江丈

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