2026-08-25 07:00 追加
黒後愛がAEKアテネへ移籍。「オリンピックにチャレンジしたい。人に恵まれた3年間でした」埼玉上尾会見
黒後愛がAEKアテネへ移籍
SV女子
埼玉上尾メディックスで3シーズン活躍した黒後愛選手がAEKアテネ(ギリシャ)への移籍を発表した。

黒後選手は東京オリンピック後、一時期コンディションを崩していたが、埼玉上尾への移籍を契機に、仲間にも恵まれ、自身のプレーを取り戻しつつある。
今回の移籍は、黒後選手のさらなる飛躍への第一歩となるか。
その記者会見の模様をお届けする。

●泉川正幸GM
本人から今後の競技人生についての思いを聞き、黒後選手の海外挑戦につきまして、話し合いを重ねてまいりました。
黒後選手はこれまで埼玉上尾メディックスの中心選手として、競技面はもちろん、クラブの顔として大きな役割を果たしてくれました。
その選手が新しい環境へ飛び込み、さらに成長したいという意志を持ったことについて、彼女の気持ちを大切にしたいと考えました。
戦力面を考えれば、大きな選手がチームを離れることになります。しかし、選手のキャリアは限られています。
その中で、本人が覚悟を持って挑戦するのであれば、クラブとして気持ちよく送り出したいという判断に至りました。海外で様々な経験を積み、黒後選手がさらに成長してくれることを期待しています。
●黒後愛選手
初の海外挑戦、楽しみな気持ちでいっぱいです。
新しい環境、新しい仲間とバレーボールをすること、ギリシャのチームでどんな経験ができるのか、自分自身、どういうふうに成長できるのかもとても楽しみにしています。
ファンの皆様、いつも温かい声援を送ってくださりありがとうございます。
私のバレーボールもギリシャでの生活も、この挑戦を共に楽しんでもらえたらと思っています。
今後もファンの皆様にバレーボールを全力で楽しんでいる姿だったり、どんな風に向き合っているのかということを届けていけたらいいなと思っています。これからも応援をよろしくお願いします。

──海外で挑戦してみたい気持ちが芽生えたのはいつぐらいから?何かきっかけがあった?
黒後:海外に挑戦したい気持ちは、SVリーグ(当時Vリーグ)に入った時から思っていました。
このタイミングで決断させてもらったのは、オリンピックが2年後に開催されるにあたり、環境を変えてチャレンジしたいという気持ちが、より強くなったからです。
──海外でプレーヤーとして、どういうところに磨きをかけたいと思っている?
黒後:高さのある海外のバレーボールに対して、どれだけ得点力を上げていけるかというところに挑戦して、磨いていきたいなと思っています。
──ギリシャのチームになった理由は?オファーが複数あった場合、なぜそこを選んだのか?
黒後:出会いとタイミングで、ギリシャにご縁があったというところです。
他にもいただいたオファーはあったのですが、そことのご縁はつながらず、最終的な判断でギリシャになりました。
──オリンピックに対する気持ちが強くなったのは?
黒後:無論、同級生の宮部藍梨だったり、代表でもリーグでも長くプレーしている石川真佑だったり。今、代表で頑張っているメンバーの存在も大きいのですけれども、自分自身の気持ちが「世界と戦う場にもう一度立ちたい」という方向に向かって、本当に自然にそういった気持ちが年々高くなっていたので、そのことを埼玉上尾のスタッフに相談させてもらいました。
──海外初挑戦。健康面だったり、料理とか生活面でも大変なことが多いと思います。準備していることや、現地で取り組もうとしていることは?
黒後:何を持って行って何を用意したらいいのか、不安はあるのですけれども、自分の周りにたくさんの海外挑戦をしている選手、スタッフもいますし、情報はたくさんいただいています。
会話は勉強中です。食べ物だったり自分のコンディションに関わるもの、トレーニング用品、ストレッチで使うもの、最低限自分で用意できるものを準備している段階です。

──ギリシャに対する印象は?
黒後:歴史のある国、どの方にもそう教えてもらっています。バレーボールの時間も大事にしていきたいですし、ギリシャの歴史だったり、建物も巡ってみたい。現地に行ってよりギリシャのことを詳しく知りたいと思っています。
──どういうオファーが来たのか、どういう希望があったのか。
黒後:ヨーロッパ圏内でバレーボールをさせてもらえたら嬉しいなという意思はありました。お話をいただいた国は、ギリシャ以外にもあったのですけれども、タイミングというところで、最終的にはギリシャになった形です。
──埼玉上尾で復調したという印象ですが、このチームでどう過ごしていたのか。
黒後:埼玉上尾に在籍している中で出会った人だったり、経験させてもらったこと…ああ、泣いちゃう!すみません。
本当に私のバレーボール人生においてすごく大事だったなって思っています。
この3年間、人に恵まれたなっていう思いがすごくて。感謝の気持ちしかないです。
──契約の形態、いつ現地に出発していつチームに合流するのか。
黒後:来年の5月いっぱいまで契約させてもらっています。来月の頭に出発して、着いたらすぐもうチームに合流すると(担当者に)聞いています。
──オリンピックに出たいという思いについて。
黒後:シーズン重ねるごとに、自分のプレーの質が全体的に上がっているというか、良くなっている感覚がすごくありました。それに伴ってチャレンジしてみたい気持ちが出てきたと思っています。

──海外に挑戦を決めて、ご家族やチームメイト、皆さんからどのような言葉をもらった?
黒後:家族は私が海外に挑戦したい気持ちを持っていることは知っていたので、「よかったね、頑張ってきな」と背中を押してもらいました。
チームメイトは「嬉しい、けど寂しい」と素直な気持ちを伝えてくれました。私も寂しい気持ちもありつつ、でも頑張ってこよう、と思っています。
──以前アテネには東京オリンピックで一緒に戦った籾井あき選手が在籍されていましたが、彼女から何か話を聞いた?
黒後:在籍していたことは知っています。そのことでまだ連絡は取っていません。連絡してみたいと思います(笑)
──チームからはオポジットとして期待されているのか、アウトサイドヒッターとして期待されているのか?
黒後:アウトサイドヒッターとして…という話を小耳に挟んでいます。監督から直接言われてはいないです。ですので、それが事実かどうかはわからないです(笑)。
撮影 堀江丈
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