2026-09-05 23:29 追加
A代表デビューの河東祐大が魅せた存在感。乱れたレシーブをワンハンドトスへ――強心臓セッターが語る「1点」の重み
河東祐大 アジア選手権 オマーン戦コメント
全日本代表 男子

ロサンゼルス五輪の出場権がかかるアジア選手権の初日(9月4日)、北九州市立総合体育館。オマーンをセットカウント3-1で下した開幕戦で、今年度初めて日本代表に選出されたセッター・河東祐大選手がミックスゾーンでの取材に応じた。
直前合宿からの合流、そして今大会がA代表での公式戦初出場という緊張感漂う舞台。しかし、2枚替えでコートへ送り出されると、すぐに髙橋藍選手の鮮やかなパイプ攻撃を演出。さらに乱れたサーブレシーブを圧巻のワンハンドトスで小野寺太志選手へ送り決めさせるなど、圧巻のゲームメイクでデビュー戦を彩った。
「コートに入った瞬間、みんなが声をかけてくれた」
――A代表としての公式戦デビュー戦となりました。振り返っていかがですか?
河東: 緊張もあったんですけど、その中でも楽しんでバレーボールができました。今日の試合でも課題は残りましたので、明日の練習、そして明後日の試合(次戦)につなげられるようにまた修正して、良い形で迎えられるように調整していきたいです。
――コートに入ってすぐにトスを上げてポイントが決まり、山本智大選手らチームメイトも大きく喜んでいました。あの瞬間はどんなお気持ちでしたか?
河東: コートに入ったときに、チームのみなさんがすごい声をかけてくださったので、思い切りプレーができました。本当にその声援や期待に応えなければいけないですし、セッターとして重要なポジションですので、1点取れるように今後も心がけていきたいです。
「ブレない精度と打ちやすさ」――自信へとつながる価値ある白星

――あらためて、ご自身の強みやセッターとして意識しているポイントを教えてください。
河東: 精度の高いプレー、そしてアタッカーが「打ちやすいトス」を常に心がけています。今日は課題も残りましたけど、1点取れた(得点に結びつけられた)ということは自分にとってもすごく自信になります。今大会はまだ残りの日程がありますので、最後に最高のプレーができるように調整していきたいです。
――まずは大事な開幕戦を白星で飾りました。大会全体に向けた抱負をお願いします。
河東: まずは1勝できて、すごく難しい試合でしたけど本当に良かったと思います。チームの目標としてはオリンピックのチケット(出場権)を目指していますので、全員でチーム一丸となって頑張っていきたいです。
デビュー戦とは思えぬ度胸の強さと、精度抜群のトスワークで存在感を示した河東選手。乱れたボールを瞬時にワンハンドトスへと昇華させた技術はもちろん、先輩たちの声かけに感謝しながらコートで堂々と振る舞う姿が印象的だった。代表の正セッター争いに新たな風を吹き込む28歳が、パリ五輪後の新体制において欠かせないピースへを着実に歩みを進めている。
写真:中西美雁、VolleyballWorld
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