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会見・コメント

2026-09-05 23:42 追加

西本圭吾が手繰り寄せた勝ち星。初の五輪予選級の重圧をエネルギーに――第4セットからの起爆剤が魅せた「アグレッシブ」の真髄

ロサンゼルス五輪の出場権がかかるバレーボールアジア選手権の初日(9月4日)、北九州市立総合体育館。オマーンをセットカウント3-1で下した開幕戦後、途中出場から見事なブロッキングとスパイクでコート上の雰囲気を一変させたミド

全日本代表 男子

ロサンゼルス五輪の出場権がかかるバレーボールアジア選手権の初日(9月4日)、北九州市立総合体育館。オマーンをセットカウント3-1で下した開幕戦後、途中出場から見事なブロッキングとスパイクでコート上の雰囲気を一変させたミドルブロッカー・西本圭吾選手がミックスゾーンでの取材に応じた。

第3セットを落とし、嫌なムードが漂いかけた場面で、第4セットからスタートでコートに送り出された西本選手。自身初となる“五輪出場権”がかかった真剣勝負の舞台で、持ち前のアグレッシブさをいかんなく発揮し、停滞したチームの流れを鮮やかに手繰り寄せた。

「相手の上をいくアグレッシブさを」――第4セットで見せた起爆剤の役割

――開幕戦独特の緊張感がある中、オマーン戦を振り返っていかがですか?

西本: オマーンもすごく力のあるチームですし、アグレッシブに来るので何が起こるか分からない難しさがありました。ただ、僕自身はOQT(五輪世界予選)のようなシチュエーションを経験したことがなかったので、その難しさを知らないぶん、良い意味で思い切っていけましたね。相手のアグレッシブさに対して、それ以上のレベルのアグレッシブさを表現できればと思って(第4セットから)コートに入りましたし、そこはしっかり出せたかなと思っています。

――第4セットからスタメンに入り、見事なブロックやスパイクが決まりました。西本選手の熱いパフォーマンスから一気に流れが変わりましたね。

西本: 僕1人だけで流れを変えられたわけではないです。周りの選手が乗っかってきてくれましたし、何よりホームの日本でファンのみなさんが僕のパフォーマンスに乗って歓声を送ってくれた結果、チームが良い雰囲気になれたのだと思います。トスを上げてくれた深津(英臣)さんやパス(サーブレシーブ)を出してくれた選手含め、1セット取られた難しい状況から全員で立て直すことができました。

「去年の悔しさを胸に」――目指すはロス五輪切符

――初戦を白星で終えました。あらためて今大会にかける強い思いをお聞かせください。

西本: 昨年の代表シーズン、世界選手権の負けられない戦いの場面で本当に悔しい敗戦を経験しました。だからこそ、今年は五輪の出場権を獲得するためにここまで全員で必死に頑張ってきたんです。どんな苦しい状況になっても、勝つためにチーム一丸となって戦っていきたいと思っています。

1セットを落として嫌な流れが重くのしかかった第4セット。「経験がないからこそ、怖がらずに相手の上をいくアグレッシブさを出せる」と語る男の投入が、チームの目を覚まさせた。得点後のパッション溢れるガッツポーズと咆哮は、コート上の仲間だけでなく会場全体を巻き込み、一気に勝利へのラストスパートをかけた。昨年の悔しさを糧に成長を続ける熱血ミドルブロッカーが、アジア制覇、そして五輪切符獲得へ向けて最高の「切り札」としての存在感を示している。

写真:中西美雁、VolleyballWorld

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