2014-05-21 12:21 追加
清水・福澤・深津英、全日本について
全日本代表 男子
いつの間にかチームでも上の方ですが。
上の人達が抜けて若手がいっぱい入ってきたので、オリンピックを知っているのは自分だったり福澤だったり越川さんだったりの3人だけ。世界と戦う中で、全体的に壁にぶち当たることもありますし、結果が出せなくて苦しむ選手も出てくると思う。世界を知らない選手がたくさんいると思うので、自分自身ももっともっとうえを目指さないと行けないですし、その上で若手選手をしっかり引っ張っていけるようにしたい。
コンディション的には。
あまり休みはないんですけど、それでも。これからリオ五輪に向けてそんなに時間もないし、去年怪我でワールドリーグでれませんでしたし、もっともっと経験を積まなければならない。コンディションどうこうではなく、まずはしっかりと連戦が続いたらコンディションも悪くなるので、ケアしていきたいです。
ワールドリーグには参加されるのですか?
はい、します。
南部さんがテンポの話をされたのですが。清水君が一番いい状態で打てるように意識してることは?
パナソニックでやっていることは、どちらかというとスピードのあるテンポで打つ。Aパスのときはそうなんですけど、BパスCパスの時は、少し浮かせたり。場合によってはすごくはやくしたり、セッターが一番大変だと思います。テンポによって合わせていけるようにしたい。
悪い状況の中で、ここはミスしちゃいけないという時はいやらしいところに返して、2本でも3本でも返せるように、その中でチャンスを作っていけるように。Vリーグ期間中はずっとそうやってきた。まず一本で決めるんじゃなくて難しいところに返したりリバウンドをとったりしていく。それをやることによってミスがすごく少なくなった。今まではリスクを負って勝負にいってミスか、シャットか、決まるかという感じだったんですけど。勝負行かなきゃいけない場面は流れによってあるんですけど、そうじゃないときも多くあるので、そういう場面に関しては、今は次につながるプレイを心がけている。それはやっぱり世界でも通じると思います。
相手のいやがるところに返すということは、セッターに返すということですか? それはスパイクする時、相手のセッターがどこにいるかちゃんと把握できているものなのですか?
はい、できてますね。ただ、相手のセッターが前衛にいるか後衛にいるかとかいろいろなケースがあるんですけど、前衛の時は相手のオポジットのところにねらって。そしたら、オポがとったら開くのに時間がかかるので、相手のセッターとしてみたら、選択肢はオポよりレフトの方になるんですね。だからブロックの的が絞りやすくなる。しっかりと2枚跳んでブロックしたり、ワンタッチとって切り返したりということができるようになる。世界ではほとんどの国がそういうプレイをやっている。自分自身も狙われる。自分自身はしっかりと高く上げて、しっかりと常に3枚攻撃枚数をつけていけるようにしたい。
ダンチ選手という世界でもトップの選手と一緒にやってきて得られたものは。
先ほど言ったセッターを狙うというところなんかは、ダンチにもすごくいわれました。ワールドリーグの映像を見た時に、ただ単に思い切り打ってブロックされてしまったとか、アウトにしてしまったとかのときは、ダンチはすごく怒るんですよね。「ここは、こういう勝負をする時じゃない」という。逆に、「何でここで思い切り打たないかな。ミスしてもいいからここは思い切り打て」って言う時もリーグ中に何度もありました。
勝負所を教えてくれた?
そうですね。そういった流れの中で、本当にバレーボールって流れのスポーツですから、その「流れ」というものをすごく教えてもらったと思います。
ワールドリーグ戦う上で具体的な目標は。
去年は怪我でワールドリーグには全く参加できませんでした。だから、自分自身、これから世界の高さであったりとかに慣れていかなければならないというのが一つありますし、もう一つはやっぱり若い選手がたくさん入った中で、しっかりと結果を残せるように。得るものは多いと思う。勝つことで自信につなげるためにも、一勝でも多く勝てるように頑張りたいです。
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