2016-11-21 17:28 追加
「東京五輪、狙いたいです」 田中美咲(JT)インタビュー
田中美咲インタビュー
SV女子
国内リーグ発足から50年という2016/17シーズン。V・プレミアリーグの舞台に、JTマーヴェラスが3シーズンぶりに戻ってきた。吉原知子監督が「ここ1年で一番伸びた」と語るセッターの田中美咲選手。初めて参加した全日本の合宿で感じたことやリオ、東京五輪のこと、リーグに懸ける思いなどをうかがいました。
──練習お疲れさまでした。V・プレミアリーグへはどんな感じで準備を?
昨年はチャレンジリーグからのスタートだったので、だんだん力をつけて3月に照準を合わせてという感じだったんですが、今年は一つレベルが上がったのでスタートが大事、質の高い練習が求められていると感じています。
──個人としてはどうですか?
トスだけでなく、ブロック、サーブなどについても今まで以上に取り組んでいるというか、一段上のレベルを目指してやっています。
──一番意識しているのはやはりそういうことですか?
はい。まだまだ自分は甘いプレーが多いので、動きとか細かいところにこだわっています。ブロックでいうと、ステップが今ひとつだったのをしっかりステップを踏んで形を意識して跳ぶとか、サーブもスピードを上げて何回も何回も打つとか。
──トスについてはどうですか?
トスについては、昨シーズンだったらちょっと崩れたら高い二段トスを持っていくという場面が多かったんですけど、今シーズンはちょっと乱れてもサイドへ速いトスを。ミドルに関しては継続して、Bパスでもどこからでも合わせられるようなコンビを。
──それはすごくいいですね、乱れてもオープン一本にならずで。練習でも積極的にミドルに上げていましたね。
はい。もっと精度を高くしていきたいです。
──吉原監督が「美咲は成長した。パス力がついた」とおっしゃっていました。パス力をつけるために努力を?
昨年から練習でハードワークした後に、ミサ(山本美沙)とロングパスを1日最低200回はやってきました。今も継続してやっています。
──なるほど。それでレフトへいいトスが伸びていくようになったんですね。コンディション的にはどうですか?
大丈夫です。問題ないです。
──チームの中での役割としてはどんな感じでしょう?
やっぱり年を重ねるごとに……新人だったのが今中堅に上がってきて、上の人はいつもトモさん(吉原監督)にいろんなことを言われてたいへんだし、下の子は(チームの)仕事もあるし、そういう挟まっているところにいて、何もしないというわけにはいかないので、発言を増やしたり下の子の動きを見るようにしていますが、まだ足りていないかなと感じます。
──コートの中ではどんな感じ?
ポジションがセッターということもありますが、今までだったら遠慮して言わなかったことも求めないといけないので、“勝つためには今言わないとダメだ”、“チームのためにここは要求しないといけない”と自分の中で割り切って、ちょっと厳しいことも言えるようになってきました。そういう自分を見て、みんなも言うようになってほしいし、そういう雰囲気がもっともっと作れたらいいなと思って、言うようにしています。
──吉原監督から言われていることは? いっぱい言われていると思いますが。
あははは、そうですね(笑)常によかったことはいいって言ってくださるし、足りてないところは足りていないと言われます。スタートダッシュなどの練習ではスタートでどこを意識づけていくかとか、ボールが集まらないようにどう(攻撃を)組み立てていくか、ブロック見て上げてなど具体的なことも。とても参考になります。
──やっぱりミドルブロッカーへのトスについては厳しいですか?
はい(笑)ミドルの要求は高いです。ミドルは使っていきたいです
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