2017-10-26 16:57 追加
サントリー 藤中謙也「全員攻撃で勝ちに行きます。今季は攻撃でも数字を残したい」
藤中謙也インタビュー
V1リーグ 男子
バレーボールの2017/18V・プレミアリーグ男子は10月21日、東京体育館で開幕。チームスローガン「つなぐ」を掲げ、王座奪回を目指すサントリー・サンバーズ。荻野新監督が今季期待する一人に挙げるのが、2016/17V・プレミアリーグで最優秀新人賞を受賞した2年目の藤中謙也だ。ドイツに移籍した柳田将洋の分まで活躍が期待される藤中にリーグへの意気込みなどを聞いた。
──V・プレミアリーグに向けて、調子はいかがですか。
藤中謙也(以下、藤中):チームとしては「全員攻撃」という部分ではできあがってきているというか、そういう意識で全体が動けていると思います。個人的にも、まだやってみないとわからない部分はありますが、ある程度の自信は持ってリーグに臨めるんじゃないかなと思います。
──「全員攻撃」今季はよりそれを意識してという感じですか?
藤中:そうですね。前衛にこだわらず後衛も含めて全員でという意味です。後衛からも積極的に攻撃に入ってラリー中でもバックアタックを使えています。「バック(にトス)を上げろ」と監督から指示がありやってきたので、それができていると思います。
──荻野監督はブラジルで学ばれました。今よく言われる「世界標準」「世界スタンダード」のバレーを意識した指示がありますか。
藤中:攻撃の部分では、けっこうミドル(ブロッカー)に何入れ、なおかつそれに合わせてパイプ(センターからのバックアタック)をしっかり使えとか、あとオポジット(セッター対角の攻撃専門のポジション)だけじゃなくサイドの決定率を上げるために、セッターやミドルの人間にこういう入り方をしようとか、そういった指導はありますね。そういうのがチームに浸透してきている、できてきていると思います。
──面白いですね、単独で攻撃するよりも絡みがあったりするほうが。
藤中:韓国に遠征に行ったときも「パイプを使え」「クイックを使え」じゃなく「真ん中を使え」と。ミドルとパイプを合わせた攻撃を使えというふうに言われてやってきたので、今活きているんじゃないかと思います。
──昨季は「自分はディフェンシブなサイド」とおっしゃっていましたが、そういう部分は変わってきていますか。
藤中:変わってはないです。ディフェンシブな部分は大前提です。でも昨シーズンまでとは違って、ディフェンスができていればいいとは思わなくなったというか、ディフェンスができた上で攻撃もできていないと。そういう考え方になったかなと思います。
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