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バレーボールマガジン>インタビュー>パラバディ研修 清水邦広「自分も足が動かなくなる可能性もあったし、それでもスポーツで表現できることを知った」田澤隼「シッティングバレーの魅力は、健常者も一緒にできること」

インタビュー

2018-10-31 19:19 追加

パラバディ研修 清水邦広「自分も足が動かなくなる可能性もあったし、それでもスポーツで表現できることを知った」田澤隼「シッティングバレーの魅力は、健常者も一緒にできること」

Others / V1リーグ 男子

福澤選手

福澤達哉

我々アスリート、パラアスリートは競技にかける熱い想いについては何一つ変わらない。ぜひパラスポーツにも注目していきたい。オリンピックスポーツ、パラリンピックスポーツはルールや競技特性はちがうんですが、アスリートとして発信していきたい。

 

――今日実際にシッティングバレーをやってみて。

福澤:田澤選手はすごくスピード感があるプレーをしていました。体の離し方が一番大事だとやってみて感じた。多分スパイクを打つにしても、少しポイントがずれるとおしりが浮いてしまうので、おしりが浮かない位置まで体を持っていきつつ、バレーボールの動きをする。制限された動きの中でやることの違う楽しさがありますね。インドアバレーに活かせそうなことと言うのは、球際に強くなることかな?

 

――2014年度に膝の怪我で長くコートから離れていたが、その時を振り返りながら今日の研修を受けたか。

福澤:怪我の性質がぜんぜん違うんですけどね。でもこうして今日パラアスリートの方とご縁ができて、接点ができた。でも、そういう事自体が、日本が遅れているところだと思います。こういう機会をどんどん増やして、一般の方とパラアスリートの方が触れ合えるようになるといいですね。同じバレーボールをしているのに、これまでシッティングバレーをしている方と接点がなかったのも、僕らが出遅れていたところ。パラアスリートの方との接点で見えてくるものがあると思います。

 

――久しぶり(?)に清水選手に会って、話したこと。感じたこと。

福澤:意外とちょくちょく会ってるんですよ(笑)。まあ、元気になってきてくれて嬉しいですね。

 

――2020が近づいてきて率直に感じたこと。

福澤:今日はシッティングバレーと車椅子バスケでしたけど、いろんな方と触れ合うことによって、違った刺激を受けられる。お互い頑張っていこうという気持ちになりました。種目は違えど同じアスリートですから。

 

――お二人に。このような研修で、東京オリンピック・パラリンピックが近づいてきたことを感じ、決意を新たにしたことがあれば教えてください。

清水:本当にいろんな企業さんがオリパラ関連のイベントを各地でやっていますし、そこが活発になってくるということは自然と一般の方の目に触れる機会が多くなってくるということ。僕たちも呼ばれる機会があれば積極的に出ていきたいと思いますし、架け橋になりたい。

福澤:アスリートとして最高の舞台はオリンピック。僕自身もそれに向けて頑張っているわけです。僕らはよくこういう質問、2年後に向けて同頑張っていきたいですかと聞かれることが多いんですけど、2年後のオリンピックを盛り上げるためには、日本の方がひとりひとり頑張ってどういうオリンピックにしたいか、どういうふうに関わっていくのかを見出すことが盛り上げることにつながると思います。その一つのきっかけとしてアスリートは動いていかないといけない。よりオリンピックパラリンピックを身近に感じてもらう。それが一番大きなゴールだと思います。迎えるときの思いはファンも僕らも一緒だと思います。僕自身も頑張っていきたい。

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