2018-11-29 16:34 追加
堺が4勝目 サーブで貢献の高野「ファンの応援はすごく大切。もっと増やしたい」 金岡大会会見コメント
堺JT戦後会見コメント
SV男子
バレーボール男子V1リーグの堺ブレイザーズは11月24日、大阪の堺市金岡公園体育館でJTサンダーズを相手に3-1(25-23、25-23、11-25、25-22)で勝利した。ホームゲームに集まった約1600人の観客の声援の後押しを受け、4勝目(4敗)をプレゼントすることができた。効果的なジャンプサーブを多く打って勝利に貢献した高野は「ファンの応援は大切。もっと増やしていきたい」と話した。また、この試合では堺がJTのアタックをワンタッチしたことを申告して、グリーンカードを貰うという珍しいシーンもあった。
試合前には俳優の大谷亮平さんによるトークショーが行われた。大谷さんは高校時代に大阪の名門・清風高校バレー部で主将を任せられた実力を持ち、始球式でジャンプサーブを見事に決めて会場を盛り上げた。
■堺ブレイザーズ
●高野直哉
JTさんは今年中国人のレフトの選手(劉力賓)が入って、本当に攻撃力のあるチーム。そのサイド2人をどう対応するかが僕たちの課題だったんですけど、うまく相手の両エースをしっかりマークできて、レシーブだったりブロックでなんとかつなぐことができたので勝利できた。
●関田誠大
3セット目、ああいう形で流れが悪い中、4セット目は全員でよく切り替えられたと思います。全員で勝利をつかんだ試合だったと思います。
――関田選手に。ジョルジェフ 選手ですが、開幕の頃よりトスの速さだったり、試合をやっていく中で感覚をつかんでいると思いますが、彼へのトスで気をつけていることは?
関田:まず速いトスを彼が好むので、そこの速さを追求する。あと、トスが短くてもしっかり打ち切ってくれる選手で、なるべくトスが短くならないように気を付けてあげることを心がけています。(短くても?)はい、(ジョルジェフは)短い方が好む選手なので。
――お二人に。先週まで苦しい試合が多かったと思いますが、今日はすごくブロックなどが良かったと思います。今週に向けて主にどんな調整を?
高野:先週まではレシーブとブロックはそんなに悪くなかったけど、カウンターアタックの数値がすごく低かった。今週はハイボールだったりラリー中のボールをどう決めるかというのを練習してきました。
関田:高野選手が言ったとおりですけど。あとはよりサイドアウトが取れるかというとこで、3セット目に関して悪かったですが、ほかに関しては結構良かったと思います。それが今日の勝ちにつながったと思います。
――関田選手に。先週までのジョルジェフ選手の状態は、決して万全とはいえなかったと思います。今日の試合ではジョルジェフ選手を中心に組み立てていました。1週間の調整で調子が十分にあがったからなのか、試合の中で決定率が良かったから重視したのか。
関田:相手にエドガー選手と中国人選手がいる中で、そこじゃないところを中心に組み立てた。プラス、決定率も高かったのであげました。
――ということは相手ブロッカーによって判断した?
関田:そうですね。
――1セット目、2セット目、あれだけ良い形でセットを取ったのに、3セット目はあっさりやられました。2セット目、3セット目のセット間が、ちょっと空くのは流れが切れて、選手として嫌でしょうか。
(*今シーズンからホームゲームでのホームチームの試合では、2セット目と3セット目の間が10分間与えられ、コート上ではイベントを行ったりしている。その間、チームはいったんロッカーに引き上げている)
関田:3セット目が悪かったから、そこが悪いと見られがちですが、うちブレイザーズとしては良い時もあれば、悪い時もある。そこをどうするかは今後の課題になると思うので気を付けたいと思います。
高野:3セット目をああいう形で取られたのですが、僕たちは間が空いた中でもしかしたら若干気持ちが切れた部分があったのかもしれない。そういうのは今後の課題として、間が空いても気持ちを切らさず戦いぬくことが大切だと思います。
――3セット目から4セット目でまた調子が戻っていましたが、何か工夫したり話されたりしたのでしょうか。
関田:常にスタートを頑張ろうという話はしていたのですが、特に4セット目は序盤、エドガー選手をブロックしたので、それですごいこっちに流れが来たのかなと思います。
――高野選手。サーブレシーブとかの負担が大きいと思いますが、それで今まで苦戦していたというのはあるのでしょうか。
高野:前回の東レ戦ではフローターサーブでやられてしまって、チームの組み立ても全然できなかった。それ以外の試合では最後までくずされずに最後まで戦えたので、それはこれからも自信をもってやっていきたい。
――関田選手に。終盤長いラリーが何度かあったと思います。あそこの中で敢えて我慢してジョルジェフ選手で組み立てるというのはあったのでしょうか?
関田;やはり偏ってしまうと、相手のシフトができやすい。なるべく散らすように心がけていた。相手が、そこはエドガー選手にいようが両サイドにあげていた。
――そこにエドガー選手がいようがいまいが、関田選手の散らし方にこだわった?
関田:散らし方にはまだうまくできてないことがあると思います。如何に相手に読まれないことがすごい大事なので、もっと追求していきたいと思います。
――高野選手。今日、ジャンプサーブが効果的だったと思います。確か、前週か前々週よりはすごく良かったと思います。この1週間でジャンプサーブで取り組んだことはありますか。
高野:今週はサーブを思いっきり打つだけではなくて、コントロールだったり、相手を狙うサーブを練習してきた。そのコントロールサーブが狙い通りにいっていたので、自分でも調子が良いなと思いました。
――サイドライン際を狙うとかでしょうか?
高野:そうですね。
――堺のメディアのものですが、関田選手に、堺のファンにメッセージをお願いします。
関田;このチームはより声援というか、暖かい声援があるので、すごい一体となって戦えていると思います。より勝つには声援や支援や力が必要だと思います。今後も応援をよろしくお願いします。
――ちなみに、関田選手は堺市に引っ越しされたんでしょうか。
関田:そうですね。
――今日はホームゲームでしたが(前所属先の)パナソニックの時との違いはありましたか?
関田:より一体となっているのは感じます。選手とファンではなく、チームとしてというのを感じます。
高野:ファンの方々の応援というのは僕たちにとってすごく大切なこと。ファンを増やすことをしっかりするために、まず試合に勝ってファンの方々をどんどん増やしていかないといけない。試合を見に来てくれた方々にブレイザーズを応援したいと思ってもらえるように、そういうバレーをこれからも頑張っていきたい。
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