2019-02-22 09:44 追加
指導者になっても謙虚なジェイテクト高橋愼治監督 今シーズンより就任
SV男子
選手兼任ではあったが、1年間コーチをつとめたことで、指導者としての考え方や視点を学んでいった。自分には指導者としての経験や知識が足りてないと思っているからか、口から出てくる言葉は謙虚なものが多い。
「選手の時はセッターだったので、トス回しとか相手のブロックがどうなっているとかしか見れていなかったんですけど、(コーチを経験したことで)少しずつですが、いろんなプレイヤーを見るように心がけ、その中で、自分がアドバイスできることをやっていきました。(この経験を監督として)活かすというよりは、コーチもそうですが、日々勉強で、自分が今まで持ってない知識とか経験とか入ってきます。監督としても、新しいことがいろいろ入ってきたりとか、他のポジションもアドバイスできることを毎日勉強して、自分も成長して、チームも成長につながればと思っています」
チームのベースは守備。チームの特徴である、ブロックとディグを徹底的に鍛えることで、「落とさない」ことを選手に求めた。ジェイテクトは開幕から2連勝と幸先良かったが、連勝と連敗を繰り返し、思うように勝利を積み重ねられなかった。12月9日のリーグ戦前半の最終戦、首位パナソニックパンサーズを相手に善戦するも、取れそうなセットを取り切れずに1―3で敗れている。ただ、昨シーズンの王者との差を実感させられつつも、監督としてやりたい攻撃の形を見せられた試合でもあった。
「パナソニックはここぞの1点という時に、取りにいく強さがあった。そこがうちにはまだなかった。(この試合で見せたように)クイック(速攻)、パイプ(速いバックアタック)が機能すれば、日本人だけでもパナソニックを相手にできる」
しかし、ジェイテクトは年が明けてリーグ戦が再開してからも、思うように勝ち切れていない。すでにチームの中心であり得点源である西田も、相手ブロックからのマークが厳しく、決め切れず昨シーズンや日本代表で見せていたような決定力をやや失っている。2月17日のJTサンダーズとの試合後、苦しんで思うようなプレーができていない西田について、高橋監督は厳しい言葉を出さずに、辛抱強く見守っていた。
「西田がそういう状況になるところもありますけど、今シーズン通して、たまにあること。西田は我慢じゃないですけど、できるだけ(コート内でのチームの)輪に入るとか、頑張って。そこらへんを西田と話し合って修正できるようする。ただし、西田だけでも試合に勝てないですので、そこは西田だけに頼らず、全員で頑張っていかないといけない」
チームを奇跡の逆転ファイナル6入りに導けるのか。2月23日の大分三好ヴァイアセドラー、24日の豊田合成トレフェルサとの戦いにおいて、高橋監督の手腕、采配が重要なのは間違いない。
写真・文:大塚淳史
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