全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>インタビュー>堺ブレイザーズ 山本智大×小池勇輝 「先輩後輩というよりは、いい意味で友達感覚。サーブレシーブは高校時代からの共同作業だから、確認作業なしでもバッチリです」

インタビュー

2019-03-05 12:03 追加

堺ブレイザーズ 山本智大×小池勇輝 「先輩後輩というよりは、いい意味で友達感覚。サーブレシーブは高校時代からの共同作業だから、確認作業なしでもバッチリです」

V1リーグ 男子

リーグをしっかり戦って、次につなげたい

――高校以来4年ぶりに同じチームになりましたが、それまでの間にいつかまた同じチームでやりたいと思ったことはありましたか?

山本:僕が大学3年の時にU-23で一緒にやったことがありました。AVCカップというので、その時は二人ともリベロのポジションで、タイに一緒に行きました。

小池:同じリベロなので、一緒にコートに入ることはありませんでしたが。

――山本選手が堺に移籍してきた時、小池選手は嬉しかった?

小池:そうですね。よく知っているだけにやりやすいし。

山本:僕は懐かしいなと感じました(笑)

――それぞれ、ご自身の役割はどんなところだと思いますか?

山本:僕はリベロなので、守備面でチームを支えていかなければならないし、サーブレシーブでもディグでも、ボールを落とさない意識でチームに貢献したいと思っています。

小池:守備面での安定感が求められていると思うので、そこをもっと高めて頑張っていきたいです。

――攻撃面はどうですか?

小池:できるだけミスを少なくして、無理をしないというところですね。身長が低いこともあり、ハイボールをリバウンドでとったりするのが得意なので、そういうところでチームに貢献していきたいです。

――チーム内でライバルはいますか?

小池:アウトサイドのスパイカーが5人いますが、同じタイプの選手に髙野(直哉)さんがいて、皆190cm以上なので、ライバルというよりは自分のアピールポイントを伸ばし、レベルアップしていきたいと思っています。

――山本選手は移籍1年目で初めてこのチームで試合に出てみて、どう感じましたか?

山本:このチームは攻撃力があると思ってリーグに臨みましたが、なかなか決まらないこともあります。そのストレスがあっても、リベロのサーブレシーブは一番大事になってくると思うので、いい状態でアタッカーに打たせられるようにしっかりやっていきたいと思います。

――小池選手は内定選手で出場したのを除くと、初めてのシーズンになりましたが、ここまで戦ってみてどうですか?

小池:高さとパワーのある選手がたくさんいますが、その中でも自分の特徴を生かしてできる部分があるので、自分の欠点を長所でカバーできるようにしていきたいです。

――堺は市民クラブというチーム形式であり、新リーグになってますます地域やファンとのつながりが大切になってくると思います。ファンフェスでは選手が何か芸をするそうですが、もう経験しましたか?

山本:「新人漫才」というのがあるのですが、僕も移籍1年目だから新人扱いで、小池たちと一緒に4人でやりました。

小池:応援団長のなおきさんに助けてもらいながら、頑張りました。

――お二人とも大学は関東ですが、関西での生活はすぐに慣れましたか?

小池:そんなに周りも関西人だらけというわけではないし、地域の人とそこまで触れ合う機会がまだないので、あまり実感できてないですね。

――今季の目標と、そして今後長期的な意味でのそれぞれの目標を教えてください。

山本:ファイナル6も1戦1戦しっかり戦いたいです。個人的には相手が「あいつに打ったら拾われるから狙わない」と思うようなプレーヤーになりたいです。

――日本代表は意識していますか?

山本:そのためにはリーグで活躍しなければならないので、まずはリーグをしっかり戦って、アピールできればと思っています。

――小池選手はどうですか?

小池:優勝はもちろんしたいですが、現状6位なので…。目の前の1戦1戦を戦うことにより、その先が見えてくると思うので、ひとつひとつ頑張りたいです。個人的にはどんな形でもいいので必要とされるプレーヤーになりたいです。先ほど言った安心感、安定感もそうですし、例えば後衛3ポジションのレシーブ固めでもいいので、チームにとって「困った時はこいつを頼ろう」と思ってもらえるような選手になりたいです。そのためにも体を作って、ジャンプ力もつけていけたらと思っています。

――最後にファンの方へのメッセージをお願いします。

山本:いつも応援ありがとうございます。厳しい戦いが続いていますが、しっかり前を向いて1戦1戦全力で頑張っていきたいと思いますので、今後とも堺ブレイザーズの応援をよろしくお願いいたします。

小池:いつもありがとうございます。リーグは引き続き上位に入れるように頑張りたいと思います。また、リーグだけでなく、黒鷲旗や天皇杯でもリベンジできるように頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします。

【プロフィール】
山本智大(やまもと ともひろ)
1994年11月5日、北海道江別市生まれ。小1の時、小学生バレーの強豪・「江別中央ガッツ」でバレーボールを始める。その後、恵庭中→とわの森三愛高→日体大と進み、2016年、FC東京に入団。2018年6月、堺に移籍する。171cm/69kg。ポジションはリベロ。

小池勇輝(こいけ ゆうき)
1995年4月4日、北海道釧路市生まれ。小2の時、地元の小学生バレーチーム「釧路VBC」でバレーボールを始める。その後、北海道教育大学付属釧路中(クラブチーム)→とわの森三愛高→筑波大と進み、2017年堺に入団。183cm/73kg。ポジションはアウトサイドヒッター。

聞き手:高井みわ

>> インタビューのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック