2019-04-27 15:00 追加
2018/19 V.LEAGUEオールスター V1男子記者会見 豊田合成・高松卓矢「オールスターは選手主導が重要とはいえ、機構はもっと意思表示して欲しい」
2019オールスター V1男子会見コメント
V1リーグ 男子
4月21日におこなわれたV.LEAGUEオールスターゲーム、DIVISION 1男子選手および監督の会見コメントをお届けする。
選手コメント
■高松卓矢(TEAMブイリー)
豊田合成トレフェルサ#12 アウトサイドヒッター
あまり思い切ったことは言いたくないんですけど、正直、今年はあまり気乗りしなかったんです。去年、おととしは初めての試みで、自分自身も、ファンの方やいろいろな方を楽しませたいという気持ちが強かったんですが、今、自分がメディアの方々の前に立たせてもらう機会が非常に多くなってきて、それなりに恥ずかしくないことを発言しようと、いろいろなスポーツの状況、リーグの内部の状況、他のリーグのことなどを勉強していく中で、Vリーグ機構さんはもっとやるべきことがあるんじゃないかなという気持ちがどんどん強くなってきて、今年はオールスターに全力で取り組む姿勢が、はっきり言って取れませんでした。
今年で(オールスター)3年目なんですけど、3年の中でいちばんつまんない、クオリティが低いオールスターだったんじゃないかなと。ファンの方が見ててもそう見えると思いますし。あまり僕がとんがった発言するとまた叩かれるのかもしれないんですけど、こういうことは、はっきり誰かが発言していかないといけないと思いますし、誰かが発言していかないと状況は変わらないと思うんで、あえて言わせていただきます。
もちろん、オールスターは、選手が先頭に立ってつくっていく、というのが非常に大事だと思うんですが、道筋や、手順については、Vリーグ機構さんがもっと先頭に立ってつくっていかなければいけない部分なんじゃないかなと。
![](http://vbm.link/v/wp-content/uploads/2019/04/DSC04759.jpg)
第3セット、覆面プレイに踏み切るTEAMブイリーだったが……
今年は、僕、ほんとに何も、ファンの方を楽しませる企画やアイディアが全然浮かんでこなくて、はっきり言って、3セット目に関してはグダグダしてましたし、全体的なゲームのバランスがすごい崩れてたと思うんですよね。過去2年は、自分がいろいろコントロールして、この選手にはこういうことが向いているだろう、だからこういうことをやってもらおうとか、それこそ山本湧くんとキスしたりとか、こういう選手にこういうことしてもらったらファンのひとはこういう風に思って喜ぶんじゃないかなとか、そういうことをすごい考えてやってきたんですけど、今年に関しては僕そういうことを全くやってこなかったんで、それが今回のオールスターの形に出てしまったんじゃないかなと。
もちろん、選手主体でしっかり動くということも非常に重要なんですが、その前に、Vリーグ機構さんが、選手の特性やキャラクターを把握し、選手に対してのリスペクトの精神をしっかり持ったうえで、しっかり意思表示していただきたい、そのように思いました。
(通訳を介して説明を受けていたムセルスキー選手が小さく拍手していた)
■西田有志(TEAMブイリー)
ジェイテクトSTINGS#14 オポジット
(高松選手の後で)むっちゃ話しにくいですね(笑)
きょうのオールスターゲームは、今までとちょっと違って、2セットちゃんとプレイをしたんですけど、ファンの方々がどう盛り上がったらいいのかがあまりわかってなくて、しーんとなる状況がけっこう目立ったように感じました。そうなると、自分たちも、それで合ってるのか、自信がなくなる状況が多々あって。どう対策するのかというのは選手次第になるのかもしれないですし、Vリーグ機構さんの力を借りてというのもあるのかもしれないんですけど。
3セット目に関しては、高松さん同様、ノープランでそのままやったらああいう風になる(笑)というのがすごくわかりやすかったんじゃないのかな、というふうに思いました。ああいうのも、ひとつの勉強として捉えて、次に繋げるようにして行ければ良いと思いますし、ファンの皆さんがどのように思っているかわからないですけど、これがいいな、というようなリクエストがあれば、それに応えるべき立場でもあると思うんで、しっかり見てやっていきたいと思った日でした。
■森崎健史(TEAMブイリー)
VC長野トライデンツ#16 ミドルブロッカー
昨年、一昨年と、V・チャレンジリーグで選んでいただいて、伸び伸びと出来たんですけど、今回機構さんから、1、2セット目は真剣なプレイ、3セット目にファンを楽しませるような、という設定があって、正直自分のレベルは、昨シーズンの自分のチームの結果を見たとしても、まだまだな部分があって、1、2セット目ついていけるかという不安がありました。3セット目で何かやるというところで、同じチームに高松さんがいたので、高松さんが1年目、2年目と何かやってきてくれて、じゃあ3年目も何かあるんじゃないか、と、自分が何かしようと考えずに、任せきりにしていた部分があるので、そこは、高松さんだけじゃなくて、選手が何かひとつ、何か楽しませられるようなものを持てるといいかなと思いました。
ダンス(タイムアウト中に紹介されていた、各選手の思い出の写真と曲のコーナーで、曲に合わせて森崎選手がコート上で踊った)は、たまたま高松さんがいていただいたお陰であそこに出られて。賞をもらったのはよくわからないんですけど(笑)、またそういう機会があったときには、何か準備しないといけないと思いました。
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