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ゲームレポート

2020-04-14 12:18 追加

コッパ・イタリアファイナルゲームレポート ペルージャvsモデナ デチェッコ「とてもタフな試合でした」

コッパ・イタリア準決勝

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コッパ・イタリア男子大会ファイナルが2020年2月22日、23日の日程で開催された。今年はカザレッキオ・ディ・レーノ(ボローニャ県)のウニポル・アリーナで行われ、予選を勝ち残った4チーム(チヴィタノーヴァ、トレント、ペルージャ、モデナ)が熱戦を繰り広げた。ここではペルージャvsモデナの試合の様子をお届けしよう。試合後のデチェッコらのコメントもあり。

準決勝2ペルージャvsモデナ
3-0(25-19, 25-22, 26-24)

準決勝第2試合はリーグ1位でレオンとアタナシェヴィッチが二枚看板のペルージャとリーグ3位でイタリアのスーパースター、ザイツェフを擁するモデナの対戦。スターティングメンバーは以下の通り(P1から)。

ペルージャ
OH10ランザ(ITA) MB12ルッソ(ITA) S15デチェッコ(ARG) OH9レオン(POL) MB18ポドラスチャニン(SRB)
OP14アタナシェヴィッチ(SRB) L13コラチ(ITA)

モデナ
OH1アンダーソン(USA) MB12ホルト(USA) OP9ザイツェフ(ITA) OH10ベンドノシュ(POL) MB18マッゾーネ(ITA)
S11クリステンソン(USA) L7ロッシーニ(ITA)

レオン(ペルージャ)のスパイク

第1セットはモデナのサーブからスタート。ペルージャはレオンが高さのあるスパイクで確実に得点を重ね点差を広げる(8-5)。モデナもザイツェフ、ベンドノシュを中心に追いつくも(12-12)、アタナシェヴィッチのスパイク、ポドラスチャニンのサーブに苦しんだモデナはペルージャに再び点差を広げられる(21-16)。そして終盤は両エースにボールを集め、デチェッコをS11ジュコウスキ(CRO)に代えブロック強化を図るなど盤石に試合を進め、ポドラスチャニンのスパイクでペルージャが最初のセットを取る(25-19)。

第2セットもペルージャが先行。レオンの129km/hのサーブなどでモデナを苦しめる(12-8)。しかしその後アンダーソンのサーブから連続ブレイクに成功し、更にはザイツェフがレオンをブロックして並ぶ(12-12)。しかし再びペルージャが突き放しにかかり(18-15)、モデナも再び猛追を試みるが(19-20)、アンダーソンのスパイクがペルージャの高い壁に拒まれ、最後はリリーフサーバーのOH17プウォトニツキー(UKR)がエースを決めてペルージャがこのセットも奪う(25-22)。

ザイツェフ(モデナ)のスパイク

第3セットはスタートからベンドノシュのエースなどでモデナが果敢に攻める(4-6)。ペルージャがレオンなどで得点を重ね並ぶも(9-9)、モデナはマッゾーネのサーブから3連続ブレイクに成功する(13-16)。このまま試合が進むかに思われたが、終盤ザイツェフがルッソのブロックに捕まると(22-22)流れが一変。ザイツェフの痛いスパイクミスもあり(24-23)、ベンドノシュも気を履いたが(24-24)、アタナシェヴィッチのスパイク、ランザのサービスエースにより、ペルージャが3連覇へ王手をかけた(26-24)。

選手コメント

ルチアーノ・デチェッコ(ペルージャ)
とてもタフな試合でした。しかしオッケーです。自分たちが勝ち、決勝へ進むことができましたから。とても嬉しいです。明日の試合はとても厳しいものになると思いますが、しっかひプレーし続けるだけです。

バルトシュ・ベンドノシュ(モデナ)

とても厳しかったです。…これがバレーボールです。これが人生です。ときには勝ち、ときには負ける。今日は彼らが勝ちました。今日は本当に彼からの方がよかったので彼らが勝ちました。自分たちもよく食らいつきましたが、届きませんでした。

取材・写真:堤敏樹

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