最終日の注目は2位争いに向けられた。この時点でつくばユナイテッドSun GAIAと富士通が3勝1敗で並んでいた。セット率ではつくばが大幅にリードしており、富士通は勝敗数で差をつけることが、2位に食い込む絶対条件となった。最終日、富士通は第2試合で大同特殊鋼レッドスターと対戦する。その次の最終戦で、ホームゲームを戦うつくばユナイテッドSun GAIAが、全勝のジェイテクトに挑む。
最終日を迎えたつくばは非常に風が強く、時間帯によっては細かい雨も降っていた。会場の外に並んだフードコートの中には、強風でテントの屋根が飛ばされたところもあったという。

東京ヴェルディ 3-1 きんでんトリニティブリッツ

V・チャレンジリーグ参戦2シーズン目で上位進出を果たしたきんでん。上位リーグで勝利することは出来なかったが、随所に光るプレイを見せた。東京ヴェルディはベテラン選手の息の長い活躍に加え、新戦力の台頭も見られた。ともに来シーズンが楽しみである。

富士通 3-0 大同特殊鋼レッドスター

レギュラーラウンドでは富士通が3-1で勝っている対戦であるが、この日は富士通の一方的な展開となった。レギュラーラウンド終盤から試合出場している内定選手の中川がこの日もパワフルな攻撃でチームを鼓舞した。ブロックではMB平澤が、また内定選手の廣本がサーブで目覚ましい活躍を見せた。

インタビューを受ける富士通・平澤選手

一方、大同特殊鋼は、左足を痛めていて前日出場していなかった辰巳が出場していたが、本来の状態ではなく、チームとしても攻撃面で富士通をかき回すには至らなかった。

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