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会見・コメント

2020-12-09 19:49 追加

姫路・荒谷栞「NECは熱のあるチーム。その印象は今も変わらない」、NEC・澤田由佳「トス回しとトスの質にこだわりたい」 V1女子会見

V1リーグ 女子

●金子隆行監督

ホームゲームというところで新たな布陣で勝ち星を挙げられたところは良かったと思います。ただ先週などに比べて、うちが大事にしている点数を取る姿勢だったり、 そういった姿勢の部分で少し隙が多すぎたのではないかと感じました。
明日は先週負けている相手なので、しっかりやり返せるようにもう1回準備していきたいと思います。

――上野(香織)選手と古谷選手をスタートから起用した理由と期待した部分、今日の試合の両選手の評価を教えてください。

金子:上野はキャリアが豊富な選手なので、ミドルのオフェンスの部分の存在感というところに期待しました。山田(二千華)の場合は高さとブロック力がありますが、長いシーズンなので、ミドルの底上げという意味でも上野を起用しました。彼女の持ち味をしっかり出してくれたと思っています。
古谷に関しては、前半戦の部分では試合に出るケースがあったのですが、ここ数試合ベンチアウトが続いていました。布陣を変えるというところで彼女のオフェンス力に期待しましたが、数字的には彼女が本来持っているポテンシャルを発揮できればもう少し数字が残せたかなと思います。久しぶりのゲームだったので、ゲーム勘などもあると思うのですが、パスの部分では失点を少なめに抑えてくれたので、非常に評価できるかなと思います。

――2枚替えの時の廣瀬七海選手など、いろいろな選手を起用していますが、選手交代はどういうところを見据えて行っていますか?

金子:練習はそれぞれ頑張っていますが、試合に出てみないと自分の立ち位置というのでしょうか。どのプレーが通用して、どのプレーが通用しなかったということの振り返りもできない状況になってしまいます。うちは幸い能力の高い、経験豊富な選手が集まっているので、どのパターンがチームにとってプラスなのかを試しながらやっている状況です。
廣瀬の2枚替えではブロック力を発揮してくれましたし、山内(美咲)が入ればムードの部分で非常に上げてくれる。そこに曽我(啓菜)だったり、ほかにもアタッカーがたくさんいますので、いろんなバリエーションを作っていけたらと思っています。

――ナイトゲームについて。監督の現役時代にも経験したのかどうかと、今日監督として体験してみて感じたことを教えてください。

金子:現役時代のナイトゲームは黒鷲旗で前の試合が押して夜にずれ込んだ経験くらいですね。こうして18時30分に設定されて始まるのは初めての経験でした。日本代表の選手はこういう時間帯の試合も慣れているはずですが、それ以外の選手は海外に行かないとこのようなゲームはなかなか体験できないと思います。
経験してみて、僕の中では非常にありなのかなと思いました。お客さんがビールを飲みながらバレーボールを楽しんでくれるというプロ野球やサッカーに近い状況で、夜ということでも違った雰囲気を作り出してくれてるのかなと。これがどんどん増えてくれば、我々現場としても対応はしっかりできてくると思うので、引き続きこういったものに取り組んでいきたいとは思いますね。

――今日は9勝目ということで、そのうちストレート勝ちということでは7勝目になると思いますが…?

金子:ストレート勝ちというのは結果でしかないと思います。内容を見ていくと、ストレート勝ちしている中でも我々のオフェンスが機能している試合もあれば、逆にオフェンスが機能せずストレート負けした試合もありました。これから4強を目指す上でどのチームも力が上がってくると思うので、簡単に勝てるゲームは少なくなっていくと予想しています。 その中で勝負どころで勝ち切れる力をこれからしっかりと身につけていきたいと思います。

写真:堀江丈

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