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会見・コメント

2021-02-14 10:45 追加

ムセルスキー「東レは守備的なチーム」山村監督「李博はメインヒッターの一人と考えている」サントリー会見

V1リーグ 男子

一一東レの印象と意識した部分は。

ムセルスキー:守備のところで非常に強いチーム。ディグもそうですけれどもレセプションも安定している特徴があります。ブロックとディグの関係が非常に良くて、強く打ってもなかなか決まらないこともあります。自分がハイボールを打つ時も厳しいことがあります。東レさんと対戦する時は試合の中で何をするかというよりも、試合の前にどういう攻撃パターンが多いのかという細かいところまで沢山のデータを集めて、それを参考にしながら臨んでいくスタイルにしています。

一一今季3年目の手応えは。

ムセルスキー:ひとつ言えるのは、彼らはチームとして非常に成長が見えています。プレーに関するバレーボールのスキルもそうですけれども、それだけではなくプロフェッショナルのような戦い方を日頃の練習からしている。プロではないが、それにふさわしいところが出てきている感じがします。
自分も日本のリーグでプレーさせていただいて、勉強になっていることが沢山あります。今までそこまで意識していなかったところに力を入れないと良いプレーができないところがあったりします。自分も修正や改善が必要な部分もありますけれども、自分にとっても非常に貴重な経験になっています。
改善が必要なところは簡単に申し上げますと、特にディグですね。スパイクに関しても日本だとそう簡単に決まらないのでいろいろ工夫をしたりして、決まると自分の自信にも繋がります。
ただ一番目指しているのは優勝ですので、そういうチャレンジに関してはまだ果たせていないところもあります。これからも追求していきたいと思います。

一一チームとして成長を感じる具体的な部分は。

ムセルスキー:技術的な話になると、全ての項目に関して成長が見えています。スパイクに関しても守備的なことに関しても、プレーのレベルが総合的に上がっていますし、そういうことが自信にも繋がっているのでこれからも更に強いチームになっていくと思います。

一一ムセルスキー選手からみた柳田将洋選手は。

ムセルスキー:英語ができますので、コミュニケーションをとりやすい選手。試合中てきぱきと他のメンバーに何かを伝えたい時にまずは柳田選手に伝えて、通訳してもらってるところもあったりします。非常に器用な選手ですし心強い存在です。もうひとつの大事なオプション。チームに貢献できていますので、これからも一緒に沢山の試合をしていきたいです。

一一トスワークで意識したところは。

大宅:前回の東レ戦でもそうですけど、どのチームも今年はムセルスキーの前衛のスパイクは割りきって決められても仕方ないというチームが多い。だったらトスを増やして点数とれるところは簡単にとっていこうという気持ちの変化はあったし、ミドルにも厚く(ブロックが)きていたというのもある。サイドはマサさんと謙也さんで、自分が自信を持ってあげられるのが謙也さんの方になってしまっていて、ポジション的に逆にならないとチームとしてはうまくいかないと思うので、マサさんに対するコミュニケーションを増やして決定率を上げていかないといけないなと思います。その日のコンディションや調子で上げづらいっていうのは出てくるので。

一一大宅選手にとってのムセルスキー選手は。

大宅:1年目2年目っていうのはただ頼れる存在という感じだったんですけど、今はメンタル面でも支えてもらっています。チームが悪くなったら真っ先にディマが笑顔少ないよとか、気持ちを和らげてくれる。そこで自分もまたいつも通りプレーできています。コンビの精度の面でも、ディマが好きなトスも3年かかりましたけどわかってきたので。やっぱりディマに頼るチームっていうのはどのチームから見てもそうだと思うし、僕もそういうチームだと思ってるので、ポジティブに。使いすぎちゃ駄目とかそういう感覚はなくして、チームが勝てばまた前に進んでいけるのかなという感じで。
笑顔を大切にとか、僕がキャプテンになったのもあってチームに影響力は少しですけどついてると思うので、(ディマは)自分のテンションやモチベーションを上げてくれる存在だと思います。
トスに関しては、これまでの2年間よりはBクイックみたいなトスが精度もあがってきているし、本数も増えてきている。元々ミドルの選手なのでそういうトスの方が好きだろうし打ちやすいのかなと。全部が全部速いトスじゃないですけど、イージーボールのようなチャンスの時にディマの方からコールしてくれて、僕も上げやすいというかそのへんに上げれば決めてくれる。レフトに関しても、速いトスを増やして精度を上げればもっと気持ちよく試合を展開できると思います。

一一試合の中で修正できるポイントは。

山村:試合になると勝ちたいという思いが強くなってきて、個人技というか自分が決めなきゃ止めなきゃという思いが強くなってくるのでそこに走ってしまって、チームとして抑えるコースだったりやりたいこと…トータルディフェンスができていないというのが前半多かった。
2セット目移る時にできていることとできていないことをはっきりと伝えて、ブロックは2枚行けてるときは壁を作ってワンタッチをとり、コースをしっかり押さえにいく、抜けてきたボールをディフェンス。レセプションに関しては強いサーブをエース取られないってところと、サーブミスが序盤多かったので、コントロールする人と攻めていく人と分けてやっていこうというのをリマインドしました。先週は選手がちょっと苛々していたが、今週はそんなこともなくうまく切り替えてくれて、2セット目はうまく対応できたのかなって印象です。

一一チームの状況は。

山村:今週に関しては雰囲気もよく練習できていて、勝てるなという感覚はありました。試合に入る前は先週の方が怖かったです。普段の練習が試合に直結してると思ってるので、試合より練習の方が良いのは当たり前なんですけど、良いの中身がかなり良かったので、大きな心配はしなかった。ただ、大宅のトスがかなりぶれてる部分があったので、かなり緊張しているのかなというのはあります。しっかりやらなきゃっていうのがプレッシャーになりすぎるとプレーにも影響してくると思う。彼は背負いすぎてしまう傾向があるので、視野を広くするのに時間がかかったのが1セット目だったという印象でした。

写真:火野千鶴

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