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バレーボールマガジン>インタビュー>ザムストPresents”Vの肖像”vol.2 堺ブレイザーズ・髙野直哉「日本代表では高いブロックに対しての打ち方を学び、今に活かされています」前編

インタビュー

2022-01-26 11:46 追加

ザムストPresents”Vの肖像”vol.2 堺ブレイザーズ・髙野直哉「日本代表では高いブロックに対しての打ち方を学び、今に活かされています」前編

V1リーグ 男子

アンダーカテゴリーからステップアップし、ワールドカップ代表に

Vリーガーを目指そうと考え始めたのは、大学に入学する頃だったという髙野。「やるからにはレベルの高いところで」という思いが強かったという。目標としていた選手は、当時堺ブレイザーズに所属していた「ゴッツ」こと石島雄介(現・ビーチバレー選手)だ。石島は長く現役を続け、昨年はビーチバレー選手として東京五輪にも出場している。高さがあると同時に、ディフェンスも巧い選手で、そのテクニックはビーチバレーに転向した現在も健在だ。髙野は2015年、憧れの石島がいる堺ブレイザーズに内定選手として入団。1年だけだったが、石島とチームメイトとしてプレーをする機会に恵まれた。「少しでもゴッツさんのプレーを盗んで自分のものにしようと、ディフェンスの技術や位置取りなどを見て学びました」と髙野は当時を振り返る。

2017年、髙野はシニアの日本代表に初登録される一方で、ユニバーシアード代表にも選出される。ユニバーシアードで背番号1をつけた髙野は2大会ぶりの銅メダル獲得に貢献。翌年には堺のチームメイトである出耒田敬や千々木駿介とともに、シニアB代表としてアジア大会にも出場した。こうして着実にステップアップし、2019年には遂にシニア代表でワールドカップ出場を果たす。アウトサイドヒッターで190cmという身長は世界では高くはないが、「代表を経験して、高いブロッカーに対して、どう工夫して決めるかを学びました」と髙野は語る。世界を経験したことがVリーグでも外国人選手などの高い壁に対してのスパイクの打ち方に活かされているという。

2020年以降、残念ながら日本代表からは外れているが、代表復帰については現在の目標にないのか尋ねると、「今はこのチーム(堺)で勝つことだけ考えています。このチームで日本一を獲りたい。山本(智大)が東京五輪で活躍し、一回りも二回りも大きくなって帰ってきてくれたことがチームにとってもいい刺激になっているので、リーグの結果にもつなげたいですね」と、今はリーグ優勝に向けて集中している様子であった。

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