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会見・コメント

2022-03-19 10:58 追加

大宅真樹主将「変に考えないようにした」山村宏太監督「大塚選手もラリー選手も敵にすると非常に嫌な相手。パナソニックさんには4敗したが、ぜひ3位に入ってもらってそこで完膚なきまでにやっつけたい」

V1リーグ 男子

●山村監督
昨日あげた課題について修正しようとした試合。今日の試合もパナソニックさんに非常に上手く攻められた。巻き返して3セット目とることができたのは評価に値する。
もちろん1位通過を目指していますので今日の敗戦非常に痛い。チーム状況的にも苦しい中での勝負で、パナソニックさんもあとがないという試合。お互いのプライドとプライドがかかった試合で、うちのほうが準備不足だったかな。

――改めてこの2試合を通して大塚選手について。
山村:本当に彼にやられたなというのが第一印象。特にディフェンス、ブロックディフェンス、アタックも、サーブはまだあれかな。
すべての面においてこれからが本当に楽しみで敵にいたらいやだなというのが率直な感想。彼の若さが弱点だと思っていたんですが、本当にチームの中心になれる選手。今日もクビアク選手より本数打ってるし、決定率を高く残されている。そこを下げたくて、ムセルスキー選手を前においたり、清水選手のショートサーブは修正した。改善したかった大塚選手の攻撃力を下げる、うちの攻撃を機能させるという3つのタスクで臨んだんですが、大塚選手の数字を落とすことができなかった。うちの攻撃力の数字をあげることができなかった。両方について大塚選手が関わっている。もう本当に相手としては嫌だなと思います。

――今後おさえるポイントは。
山村:特にブロックが付いた状態でのヒッティングだったり引き出しが多いというのが僕の印象。当てて飛ばす、リバウンドを取る、いないところに落とす、いろんな引き出しを使いながらプレーしているので、チームにクビアク選手というそういうのに長けた選手がいるので、彼がパナソニックに行ったことによっていろんな学びがあったのかな。彼の記事も読ませてもらってますけど、「パナソニックに行って毎日が楽しい」とか。

やはり楽しいと感じられる状態は日々成長できている証でもある。
我々も厳しい中にも楽しさをというのを「プレイハード」というスローガンに掲げながらやっていますので、もういちど見直して、自分たちの掲げてるスローガンを徹底していくべきかなと思いました。

――スタートのローテーションを変えたのはマッチアップ? サーブレシーブと、大塚選手にディマ選手を当てる?
山村:あとはムセルスキー選手のバックアタックの決定率が低かったので、その課題を直面させてやろうという攻撃的な変更。
昨日の大きな反省点をどこから順につぶしていくか。1,2セット目いい結果が出なかったので、相手の狙いを押さえることは成功したけど、結局決定率がさげられなかった。
ショートサーブを封じることができたからなのか、レセプションとサイドアウトの決定率があがってきた。マッチアップが功を奏したと思いたい。僕らは一応意図を持ってマッチアップをやってます。

――大塚くんの話にありましたけど、ラリー選手もこの2試合スタメンで嫌な役割をやられましたが。
山村:ラリーくんも今おっしゃったように非常に嫌なプレーヤーで、もらう本数自体は少ないんですけど、その決定力が高くて、ポテンシャルを持っている。今日の最後も止めたのラリーくんですよね。昨日もポンのBクイックを止めてる。いやなところにひょいと出てくる。出が早いんですね。身長はちっちゃいですけど、今後が楽しみ。
うちもケンシンというフレッシュな…。
最後涙流してましたけど、僕ら長くやっているとその中の1試合ですけど、負けてしまった試合で涙を流せるあの感覚はもしかしたら僕らが忘れてしまったのかもしれない。あれを見て忘れてしまったら今後コートに立つ資格はない。ああいう気持ちを忘れちゃいけない。プレーも本当に新人らしからぬもの。
藤中が怪我してチーム状況は非常に厳しいんですけど、今後のサンバーズを担う新しい戦力が出てきたのは明るいニュースかなと。

――今季パナソニックに4連敗になったが、苦手な部分は。
山村:僕自身はやりにくさは感じてない。非常に上手くて力があるチーム。今の順位にいるのが不思議だなというのが僕らスタッフの印象。逆に今日昨日のパナソニックさんに他のチームがどうやって勝ったのかわからない。
変な話、僕らチャンピオンチームとして意識されていると思うので、どこのチームもうちとやると強いんですよね。
それが僕らにとっては嬉しいこと。その中でしのぎを削ってその中で成長していける。今日のような試合を勝ちきれなければならなかった。最後のあの場面で強くなるために何が必要化を考えさせられる試合だった。
結果的には1、2セットを簡単にとられ、3セット目修正、最後競ってる中で取り切れなかった。今後につながる場面もあった。切り替え早いんで、ずるずる引きずるつもりはない。このパナソニックさんの4敗を2連覇につなげるにはどうするか、頭をフル回転してこのあと選手にどう話そうか。
やりにくさは感じてない。逆に3位に入ってくれと思っています。完膚なきまでにやっつけて優勝すると決意しているので、ぜひ取りこぼしせず3位に上がってきてほしい。

写真:坂本清、黒羽白

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