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バレーボールマガジン>インタビュー>ハイキュー!!演劇俳優が奮闘するVリーガーと異色の2刀流 千葉ZELVA羽富琉偉「ハイキュー!!がまたバレーの道を拓いてくれた。千葉に根ざしたVチームとして活躍したい」

インタビュー

2022-05-16 11:12 追加

ハイキュー!!演劇俳優が奮闘するVリーガーと異色の2刀流 千葉ZELVA羽富琉偉「ハイキュー!!がまたバレーの道を拓いてくれた。千葉に根ざしたVチームとして活躍したい」

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羽富はそれまでも余暇に草バレーをしたりしてはいた。2020年には千葉ZELVAのトライアウトに挑戦し、合格。入団後はモデルやタレントの仕事もしながら、千葉ZELVAの練習に参加し、V3リーグでリリーフサーバーとしてVリーグデビューを果たす。そのときのことを羽富に尋ねると「もう、めちゃくちゃに緊張しました。公式戦なんて何年ぶりだっただろう…。交代の札を持つ手が震えましたもの(笑)」。ランウェイを歩くときは緊張しないが、このときは頭が真っ白になった。なかなか出場機会は増えなかったが、2021年1月にようやくスターティングメンバーとして名を連ねた。「その時は本当に嬉しかったですね」

元日本代表越川優との絆
V2でプレーすることになり、開幕記者会見がオンラインで開催された。そのときに同じV2ヴォレアス北海道からは元日本代表の越川優が参加していた。その会見後、越川は出席者でただ一人羽富のツイッターをフォローしてくれた。そんな越川を試合の時に見ていると、「コートに入るときに一礼する、手を振るお客さん一人ひとりに手を振る。審判にもきちんと挨拶する。その姿勢に心打たれました。長く日本バレーを引っ張ってきた人だけあるなと思い、自分も見習うようにしています」。

スポルディング社との契約

冒頭のウェアの背面はなんと色鮮やかなプリントになっている。このデザイン性も、モデルもする羽富がスポルティングを気に入っている理由だ。

2021年にはスポルディング社がチームのユニフォームスポンサーとなり、羽富自身はブランドアンバサダーに就任した。ウェアやバッグなどの提供を受け、またスポルディング社の開催するイベントなどにも出演するという。
「スポルディングのウェアは軽くて着やすいですし、サラサラして汗をかいても不快にならないんです。アメリカの会社らしいんですけど、だからかデザインも垢抜けていて、モデルをやってる自分からしてもおしゃれですよね。スポーツウェアはちょっとダサいイメージもあるんですけど、それがない。アンバサダーを引き受けるまでは、スポルディングが世界で初めてバレーボールを作ったメーカーとは知りませんでした。アンバサダーのお話を頂いたときはとても嬉しかったですし、これからも一緒にバレーボールを広めていけたらなって思います」。

次のシーズンはまたV3でのプレーとなるが、冒頭でも述べたように羽富はネガティブにはとらえていない。「自分たち若い世代が引っ張っていけるようにならないといけないと思います。千葉には千葉ロッテマリーンズさんや千葉ジェッツさんという有名なスポーツチームがある。そういうチームと一体になって千葉のバレーチームとして存在感を増していきたいです」。

取材・文:中西美雁
写真:坂本清、中西美雁

羽富琉偉(はとみるい)
■所属:千葉ZELVA(ちばゼルバ)(V.LEAGUE DIVISION2 MEN)
■背番号:23
■ニックネーム:トミー
■シャツネーム:HATOMI
■ポジション:ウィングスパイカー(メインポジション)、ミドルブロッカー(サブポジション)
■生年月日:1996年6月13日
■出身地:茨城県坂東市
■出身校:境高校→順天堂大学
■身長:191.0cm
■体重:78.0kg
■指高:245.0㎝
■最高到達点:335.0cm
■サージャントジャンプ:70.0cm
@hatomin_4
@hatomi_louis

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